TERRACOYA☆小関塾 代表 小関 三紀子 (MIKIKO KOSEKI)
『青山学院大学文学部英米文学科』を卒業後、ソフトウェア会社に勤務。その後、2年間のオーストラリア滞在を経て帰国。2013年より自宅にて英語教室を開設し、フォニックスを核とした指導法を確立する。2019年に現在の教室をオープンし、発達障がいのある子どもたちの支援にも注力している。(横浜市営地下鉄ブルーライン 三ッ沢上町駅 徒歩5分)
『ビートルズ』との出会いが人生を変えた

私の英語への情熱は、『ビートルズ』の楽曲との出会いから始まりました。はじめて彼らの音楽に触れた瞬間、まさにノックアウトされたような感覚で、涙が出てきたんです。それがすごく刺さって、寝食を忘れるほど没頭しました。学校の先生の授業はあまり覚えていませんが、歌詞を一生懸命見て、同じように言おうとしたことを今でも覚えています。『青山学院大学文学部英米文学科』を卒業後、ソフトウェア会社に入社しましたが、2年後に退職。ワーキングホリデーでオーストラリアに渡りました。勤務先のショップオーナーがビジネスビザに切り替えてくれたおかげで、トータル2年間をオーストラリアで過ごすことができました。この遊学体験は、後の英語教育への取り組みに大きな影響を与えることになります。帰国後はフリーターとして様々な仕事を経験し、30代で実家に戻り結婚。結婚と出産、死別が1年で一気に訪れ、血の滲む思いを抱えて横浜の姉を頼って移住しました。まずは堅実な事務職に就きましたが、娘が発達凸凹であることが分かり、小学校4年生の時に子育てに注力するため、私にできることは英語を教えることしかないという理由で2013年に自宅で教室を始めたんです。
「音ありき」の英語教育で英語への苦手意識に変革を
当教室では、フォニックスのパイオニアであるmpiのメソッドを採用しています。フォニックスを知ったのは、大学時代の友人が某英会話学校で講師をしていて、そこで教えているという話を聞いたことがきっかけでした。フォニックスとは、英語の「文字」と「音」を結びつけるルールのことです。日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、英語にはその約4倍以上もの母音の音が存在します。また、子音も、息だけで発音される音と、声帯を震わせる音があり、それぞれ発音が異なります。フォニックスを学ぶことで、これらの複雑な音をルールとして理解し、正しい発音で単語を読むことができるようになります。当教室は「音ありき。読み書きの『書き』は後回し」というスタンスで、聞く、話す、読む、書くの4技能のうち、まずは「音」を大切にし、段階的に英語の正しい音と文字の関係を体感しながら学ぶことで、自然な発音やリーディング力を養います。フォニックスは英語ネイティブの子どもたちが3年間かけて勉強するルールです。英語は読むのが難しい言語で、それをやっても英語話者で英語の読み書きができない人が15%もいるんです。日本人がこれをやらないでできるようになるわけがないと気づいた時、これが分かったらみんなできるようになると確信しました。
学習に困難を抱える子どもたちへの専門的サポート

娘が小学校6年生の時、アメリカの親戚を訪ねました。そこで出会ったいとこのお孫さんたちがADHDの症状を持っていて、うちの娘も大変だと思っていたけれど、もっと大変な子がいることを知りました。しかし、その子たちがちゃんとサポートを受けていて、家族もそれを認めており、学校にもプログラムがあることを知って、日本とは事情が違うと感じました。帰国後、色々調べているうちに、生徒の中で文字のbとd(左右反転)を間違えたり、nとu(上下反転)を間違えたりする子がいることに気づき、点と点が繋がったような感じでした。これを機に私は他の英語講師の方とは違うことをやり始めることになったんです。当教室には現在も学習に困難を抱える子どもたちが通っています。お子様一人ひとりの個性や学習ペースに寄り添い、脳の特性を活かした学習スタイルを採用して進めています。読み方が分かると、少しずつ自己肯定感が上がっていくようです。特にディスレクシア(読み書き障がい)の子は自己肯定感が低いのですが、少なくとも英語に関しては「全然分からない」というところから脱却でき、個人差こそあれど中には自己肯定感が上がり今まで挑戦しなかったことに挑戦したりする子どももいます。
身体全体で楽しく学ぶアクティブレッスン
私は英語教室をエンターテイメントだと思っています。子どもが主役で、やりたいと思わせるように、もっとやりたいという風に思わせることを心がけています。そのためには観察が一番大切です。子どもたちをよく見て、興味がありそうなことに対して一歩後押ししてあげるんです。手遊び歌やリズム遊びを通じて、身体全体で英語に触れることで、楽しみながら自然に英語が身につくレッスンを行っています。体も使って教えるのは、コミュニケーションが言葉だけではないからです。コミュニケーションの構造は言葉が3割、残りの7割が顔の表情や声の色、ジェスチャーです。正しく言えているかよりも伝わっているかどうかが重要なんです。また、音声学ベースの徹底的な発音指導も特徴の一つです。最近知ったのは発声の仕方、声の出し方が日本語と英語では違うということです。オーストラリアで友達になった人の娘さん(バイリンガル)から「英語は喉を使う」と聞き、それからボイストレーニングの動画なども研究して、より英語らしい発音に近づけるよう指導しています。教室の対象は小学1年生から中学3年生まで。基本的には同じ学年で教えており、クラスは最大3人まで。理由は私一人で細かく子どもを観察するには限界があるからです。一人ひとりにしっかりと向き合える環境を大切にしています。小さな成功体験を積み重ねることで、「英語ができる!」という自信につなげ、将来の学びの意欲を育んでいきます。
世界に羽ばたく子どもたちを育てる未来への展望
当教室では、世界に羽ばたく子どもたちを育てることを目標にしています。現在、新規受付をストップしていますが、それでもディスレクシアや発達障がいの子のお母さんたちからの問い合わせが続いています。私一人でできることには限界があるので、英語を教えられる先生で、私の意思に共感してくれる仲間を開拓していく必要があります。英語について求められていることが私たちの時代と違います。今は学習障がいという子どもたちがいることが分かってきたので、ここも無視できません。学校の先生も対応が困難なので、本当に草の根のところで、フォニックスが学習障がいの子たちに有効なツールなんだということを理解してやってくれる先生たちが必要です。教えていて「どうやっても分からない子がいる」と気づいた先生たちに、ぜひ声をかけてほしいと思っています。もうグローバルな時代なのですから、英語で素早く情報をとれるようになることが重要です。そのために英語をやっているんですから。テストのための英語ではなく、本当に使える英語をベースとして、子どもたちの可能性を広げていく。英語が「聞こえる」「意味が分かる」「話せる」といった成長を実感することで、お子様の自己肯定感を高めることができます。横浜駅から2駅、三ツ沢上町駅の閑静な住宅街にある当教室では、地域の皆様に「ご近所留学」を提案しています。お子様が迷わず安心して通える環境で、長い目で見守っていただければと思います。
※上記記事は2025年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

TERRACOYA☆小関塾 代表 小関 三紀子 (MIKIKO KOSEKI)
TERRACOYA☆小関塾 代表 小関 三紀子 (MIKIKO KOSEKI)
- 出身地:岩手県
- 趣味:音楽鑑賞、映画鑑賞、美術鑑賞、フィジカルトレーニング
- 好きな場所:シドニー
- 好きな音楽:『ビートルズ』、HIPHOP、ニュージャックスウィング
- 好きな映画:『マトリックス』

