野口 薫 店長(ラブリークリーニング和田町店)のインタビュー

ラブリークリーニング和田町店 野口 薫 店長

ラブリークリーニング和田町店 野口 薫 店長 (KAORU NOGUCHI)

『相模女子短期大学』卒業後、大手アパレル企業で百貨店販売を経験。靴、子供服、紳士服、婦人物など幅広い接客に携わる。その後クリーニング店にパートとして入社し、現在は店長として『ラブリークリーニング 和田町店』を任され今に至る。(相鉄本線和田町駅 徒歩3分)

アパレル販売からクリーニング業へ、洋服への愛が導いた転身

私は『相模女子短期大学』を卒業後、大手アパレル企業に就職し、百貨店でアパレル販売を担当していました。靴、子供服、紳士服、婦人物など、様々な商品の販売を経験し、接客業の奥深さを学びました。元々洋服が大好きで、大学でも洋服の繊維や染め物を専門に勉強していました。初めてのアルバイトがスーツ屋さんだったこともあり、洋服に関わる仕事は私にとって天職のようなものです。そんな経験を積んだ後、次に何をするか考えていた時にクリーニング店の募集を見つけました。面接では「生地も触ったり、見たりしたら分かります」と話したところ、「じゃあ来週から来てくれる?」とトントン拍子に採用が決まりました。ブランドや生地についての知識があったため、パートから始めて割とすんなり仕事に馴染むことができ、クリーニングの知識を勉強させて頂いて、現在は店長という立場を任せていただくことになりました。ちょうど10年前から始めたこの仕事も、今では私の人生において欠かせないものとなっています。

「預かる」責任を胸に、お客様の想いに寄り添う接客

アパレル販売とクリーニング業、どちらも洋服を扱う仕事ですが、大きな違いがあります。
以前は「売ること」が仕事でしたが、今は「人様のものを預かって商売している」という点です。この違いを実感してから、私の仕事に対する姿勢は大きく変わりました。服には思い入れがあるものです。買った時は感動したはずなのに、そのうち雑に扱うようになる人もいますし、ずっと大事にし続ける人もいます。お客様の大事にしている服を雑に扱ってほしくないという気持ちが私には分かるので、クリーニング業に携わるようになってから、さらに取り扱い方には特に気を配るようになりました。

私の仕事のモットーは、お客様のものを「大事にしよう」というところです。その服に対する価値観は生活レベルや価格によって人それぞれ違うため、お客様とどれだけマッチできるかを重視しています。例えば、ラルフローレンのポロシャツ一枚でも、普段着として着るご年配の方と、勝負服として着る若い方では思い入れが全く違うはずです。そのため、「ご希望はございますか?」という風に、より寄り添えるような接客を意識しています。お客様がご希望を言いやすい雰囲気を作り、スタンダードのまとめ洗いのコースだけでなく、丁寧に扱ってほしい、防虫やタバコの匂いが気になる、といった細かな希望にもお応えできるよう心がけています。「相談しやすいお店」「困った時に頼れる場所」、そんな存在になれたらいいなと思っています。

裏方の技術を知るからこそ、自信を持って提案できるサービス

私は自社のサービスに自信を持って提案することができます。なぜなら、裏方のスタッフが皆、一生懸命、真摯に向き合っているのを見てきたからです。実は、コロナ禍で店舗が潰れたり、お客様が来なくなったりする厳しい状況の中、私自身も工場勤務に異動しプレス作業を経験しました。この経験が今に生きているのはありがたいと思っています。裏方のことを知っているため、ベテランスタッフの技術力を理解しており、「悪いようにはしません」「料金を払って満足いただけるぐらいに仕上げてきます」と自信を持って言えるのです。裏方を知らないと自信を持って勧められませんが、私たちは安心して自社のサービスを提案できます。

また、私たちの会社には、心のあり方、行動のあり方、コミュニケーション、喜んでいただくために、
といった内容を記載した「心構え8箇条」がスタッフに配布されています。社長をはじめとした会社の人たちが、どういうつもりで店頭に立って欲しいかが書かれており、全体が掲げる目標がパート勤務の方にまで届くようにしっかりある会社は珍しいと感じています。ラブリークリーニング自体は70年以上続いている会社なので、その信頼と安心を皆様に知っていただきたいです。

想い出の服、心に残るエピソード

この仕事をしていて特に印象的だったエピソードがあります。80代ぐらいのご婦人が古めかしいコートを持ってきてくださった時のことです。プレミアムシミ抜きコース(2000円プラス)を提案したところ、年金暮らしの方にとって2000円は大きな金額だと感じました。しかし、そのご婦人は「これ、亡くなった姉が見立ててくれたものなのよね」と打ち明けてくださいました。「お値段はかかりますが、まだまだ着られるように綺麗にできますのでお預かりしたい」と伝えたところ了承してくださり、仕上がりを見て「こんなに綺麗になると思わなかった」と喜んでくださいました。亡くなった方との思い出はかけがえのないもので弁償のしようもありません。このエピソードを通じて、お客様の思いをどこまで引き出せるかが大切だと改めて感じました。

地域に密着した、気軽に相談できるクリーニング店を目指して


和田町店の客層の特徴としては、古くから地元の人も多いですが、子育て世代の方も多いです。以前はパッとしない街だというイメージを持っていましたが、横浜にすぐ出られて家賃が高くないため、生活レベルが低いわけではなく、いいものを着ている人が多いと感じました。お客様からのご相談で多いのは、シミが「これ落ちるかな」というものや、「カビが生えてしまって…。」というものです。また、近隣に大学があり学生さんも多いため、昨今人気の古着を持ってきてくれる若い方もおり、服への関心が高いと感じます。学生さんは洗濯表記を見ても分からないことが多いので、困った時に聞きに来やすい場所にしたいと思っています。シミやカビでお困りの際は、ぜひご相談ください。

カビ対策としては、春にコートを脱いでそのまましまってしまう方が多いので、風通しのいいところに一度置いてからしまうこと、または、クリーニングに出してから収納していただくと良いです。シミができた時は、すぐに持ってきていただいた方が、酸化が進む前に対処できるので効果的です。また、夏の汗汚れは塩分で生地が傷むため、夏物を片付ける際は水洗いをお勧めします。

まだ店舗ができたのを知っているけれど使ったことがないというお客様も多いと思うので、フラッと来て「これ洗える?」といった相談ができる、地域に密着した存在にしていきたいと考えています。クリーニングに関する困り事があれば、ぜひお気軽に相談や質問だけでもお聞かせいただけたら嬉しいです。物を買い替えるのは簡単ですが、所持しているものを自身でメンテナンスしていくのは難しいので、専門店に任せるのが良いでしょう。これからも、皆様の大切な服を守るお手伝いをさせていただきたいです。

 

   ※上記記事は2025年10月に取材したものです。
    時間の経過による変化があることをご了承ください。

 

ラブリークリーニング和田町店 野口 薫 店長 (KAORU NOGUCHI)

ラブリークリーニング和田町店 野口 薫 店長 (KAORU NOGUCHI)

  • 出身地:神奈川県横浜市保土ケ谷区
  • 趣味:料理、食べ歩き、アニメ、映画鑑賞
  • 好きな場所:横浜市内全般
  • 好きな音楽:J-POP
  • 最近見た映画:『国宝』
  • 好きな本:有川 浩・伊坂幸太郎
  • 好きな言葉:誠心誠意

INFORMATION

ラブリークリーニング和田町店

電話 070-6425-9343
所在地和田1丁目13−21
最寄駅和田町駅 徒歩1分、上星川駅 徒歩11分、星川駅 徒歩13分
営業時間[月曜・火曜・金曜]9:00~13:00、14:00~19:00
[土曜・日曜]9:00~19:00
定休日[水曜・木曜]
ジャンル クリーニング