昭和建設株式会社 工藤 圭亮 代表 (Keisuke Kudo)
神奈川県横浜市出身。父が立ち上げた昭和建設株式会社を33歳のときに継承。主軸事業だけでなく、地域の活動にも積極的に参加。和田町を聖地とするスリッパ卓球の普及にも力を入れている。
父の代から続く会社を引き継いで

実は我が社は、グループ会社が三つあります。父が最初に会社を始め、今は兄弟3人でそれぞれが社長を務めています。私自身は、大学で機械工学科を卒業し、もともとは車関係の仕事に就きたかったんですよね。でも、ちょうどバブルがはじけた就職氷河期。就職先に困らないと言われていた機械工学科も求人が減り、4年生のときにはほぼゼロといった状態。父から「お前は3番目だから、好きなことをやっていい」と言われていたものの、そんな状況だったので、車関係は諦めて地元の建設業に。子どもの頃から父の現場について行っていたので、建築にも興味がありました。5年ほど勤めたところで、それぞれ父のもとで働いていた兄たちが昭和建設を継がないという話になり、父が会社を解体すると。当時、社員数が400人以上もいる会社に勤めていましたが「大きな会社の小さな歯車より、小さな会社の大きな歯車になったほうが面白い」と思うようになり、だったら自分が昭和建設を継ごうと、28歳で入社し、33歳で社長になりました。
小さな会社だからこそできること
2025年10月に創業60周年を迎えますが、継いだ当初の社員は5人くらいだったかな。これまで浮き沈みもたくさんありました。社員が10人を超えると8人に戻り、また10人を超えて8人に戻る。その繰り返しでした。それでも諦めずに続けて、15人の壁、20人の壁を越えて、今は25人くらいです。最大で28人まで増えたこともありますね。もう少し頑張って30人くらいにしたいとは思っていますが、あまり大きくすると管理が大変になりますし、自分の目が届かなくなる。今くらいの規模感が一番いいのかもしれません。
現在は建築が中心で、公共工事や民間の保育園、幼稚園、個人住宅などを手がけています。横浜市や神奈川県の入札制度では最上位のAランクを維持していて、小学校の建て替えなど大きな仕事も請け負っています。個人住宅も建て替えが多いですね。親の代からお付き合いがあるケースが多いですが、一つ一つ細かいところまで打ち合わせをして、しっかりと作り上げているのが特徴です。お客さまの希望をすべて聞いた状態の見積もりを出し、そこから予算にあわせて取捨選択をしていただく。住宅は人生で一番高い買い物ですから。妥協せず、本当に必要なものを選べるようサポートすることを大切にしています。
信頼を積み重ねていくことの大切さ

仕事で大事にしているのは、「いい加減なことを言わない」「口に出したら必ず実行する」ということです。それが信頼につながると思っています。社員にも「誠意を持って、使命感を持って仕事をするように」と伝えています。当社には、「運営テーマ」と「八信条」というものがあり、毎朝それを読み上げて、それぞれが使命を持って仕事に取り組むようにしています。これは私の思いを形にしたもので、当初は「三信条」にしようと思ったのが「五信条」になり、発表するときには「八信条」になりました。ネットで調べたら大企業では「十信条」くらいまであるので、「八信条」くらいでいいかなと(笑)。それを始めたのは47期なので、13年前かな。最初は毎年テーマを変えようと思っていたんですが、その年の業績がとても良くて、「これを会社全体のテーマにしよう」と決めました。やっぱり風通しのいい会社にしたいんですよね。入口からオフィス全体が見渡せるのも、こだわりの一つです。「いらっしゃいませ」と自然に声が出るような環境を作ると、いい流れができて、会社も人も良くなっていく気がします。
スリッパ卓球など地元を盛り上げるイベントを企画
地域との関わりが始まったのは、和田町商店街の青年部に誘われたことがきっかけです。そこからお祭りのお手伝いや夏祭りの司会などを担当するようになり、「どうせならもっとみんなが楽しめるイベントを」と考えて始めたのが“スリッパ卓球”でした。2015年に和田町商店街で始めて、今年で11年目(2025年10月現在)。試しにやってみたら、思いのほか盛り上がったんですよね。スリッパ卓球を始めたのは、「見せるイベント」ではなく「参加できるイベント」にしたかったから。アーティストを呼んだりするのもいいのですが、それだとお客さんが“見るだけ”になってしまう。みんなが気軽に楽しめるスポーツがいいなと。横浜FCのお膝元ということもあり、サッカーを考えたのですが、商店街でサッカーをやると危ないので、誰でもできるようにスリッパを使うことに。修学旅行の夜にこっそりスリッパで卓球をしたこと、あるでしょう(笑)あのノリが受けて、誰でも楽しめる競技になりました。「他の商店街にも広げよう」と、今では始まりの地・和田町を“聖地”として、各地の大会で勝った人を集めて“頂上決戦”を開催する仕組みに。今では神奈川県全体に広がっていて、参加者は3歳から81歳まで、延べ850人を超えています。120社ほどの企業に協賛いただいていますが、その多くは建設関係の会社。「地域のために何かやりたいけれど、きっかけがない」という会社にとっても、社会貢献の場になっています。
「街づくりは人づくり」これからも和田町とともに
今後もあまり背伸びをせず、一つ一つの仕事を丁寧にやっていきたいと思います。信用がついてくれば、会社は自然と大きくなっていくでしょう。イベントについても、スリッパ卓球はもちろん養蜂事業など、次の展開を考えています。建設業の異業種参入政策の一つで始めた養蜂ですが、採れた蜂蜜をお中元でお送りすると既製品より喜ばれるんですよね。今年は小学生に養蜂の体験をしてもらうなど、これも地域とのつながりを広げるきっかけになっています。
これからも皆さんと一緒に、気軽に話し合える関係を築いていきたいですね。安心・安全な街をつくることが私の目標。建設の仕事だけでなく、イベントや地域活動も通じて、街が元気になり、人が集まり、笑顔が生まれる。そんな循環をこれからも作っていきたいと思っています。
※上記記事は2025年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

昭和建設株式会社 工藤 圭亮 代表 (Keisuke Kudo)
昭和建設株式会社 工藤 圭亮 代表 (Keisuke Kudo)
- 出身地:神奈川県横浜市
- 趣味・特技:イベントごとの開催
- 好きな映画:アクション系
- 好きな言葉:初志貫徹
- 好きな音楽:矢沢永吉
- 好きな場所:自宅の庭
INFORMATION
昭和建設株式会社 |
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| 電話 | 045-333-1751 | ![]() |
| 所在地 | 和田1丁目13−21 工藤ビル 2階 | |
| 最寄駅 | 和田町駅 徒歩3分 | |
| 駐車場 | 1台 | |
| 営業時間 | 8:00 ~ 17:00 | |
| 定休日 | 日曜・第1,2,4,5土曜日・祝祭日・夏季冬期休暇 | |
| 支払方法 | 現金 | |
| Web | https://www.showakensetu.co.jp/ | |
| SNS |
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| ジャンル | 建設・設計 | |
| 特徴 | リフォーム●ビル●リニューアル●耐震補強工事●コンサバトリー●ガレージハウス●賃貸経営●大規模木造建築●ドローン点検●がらくた市●ロケーションガイド●地域社会への貢献●地域活性化 | |

