ミナト家具センター 薗 隆雄 取締役社長 (TAKAO SONO)
明治学院大学卒業。大阪の家具卸売業者で約2年間修行を積む。1987年「ミナト家具センター」店長就任。
「横浜で一番の家具屋に」父親の想いを受け継ぎ、木の家具と共に育つ

父親が戦後、伊勢佐木町にある家具屋で修行した後に、天王町で家具屋を開業したのが「ミナト家具センター」です。今年(2025年)の3月で69年目を迎えます。屋号は、「横浜で一番の家具屋になれるように」と願って決めたと聞いています。僕がお店を継ぐものだと、将来の選択肢としてはそれ一択という感じでしたね(笑)。その代わり、それまで思いっきり自分の好きなように過ごしてもいいよと言われました。子どもの頃から木の家具に囲まれて育ってきたので、僕は木の香りを嗅いだ時に「これは木の香り」とは感じられないくらい当たり前になっているんです。自分自身が使っていないと、お客様に「木の家具」の魅力を伝えることは難しいと思いますね。
家具の産地を歩き回って一期一会の出会い
父からお店を引き継ぐと、北海道や九州に出向いて、自分の足で歩いて目で見て、直接見て良いと思った仕入先を開拓してきました。色々な繋がりが生まれて紹介してもらうこともありました。直接取引をすると、大型店やデパートよりも安く仕入れることができて、お客様へ良いものを価格を抑えてお届けできますからね。一般では出回らない端材を使って、趣味で作られたような1点ものの個性的な家具と出会えることもあるんです。これほどの厚みの一枚板のテーブルがこの価格は他では中々ないでしょう。蝶々の形をしたこの木片は、木の割れ目を修繕する「千切り」(ちぎり)が入っていたり、左右で脚のデザインが違っているのもまた味がありますよね。こうした1点物との出会いはたまらないです。家具を作る際に出る端材を活かして作られた動物のオブジェやペン立てなど小物を入荷することもあるので、家具だけではなく木の小物雑貨もチェックしてみてくださいね。
日々お客様との出会い・配送も自分で責任を持って最後まで見届ける想い

日々、お客様との出会いがありますね。家具の配送まで自分が責任を持って見届けたくて、配送も自分でしています。配送を外注すると、家具の取り扱いなど理解のギャップがどうしてもあるので、最後まで責任を持ってお届けしたいからね。木が好きな人、家具を大事にしてくれる人、というのは話していても伝わりますね。家具は人を選ぶんですよ。当店で家具を迎えてくださったお客様に直接お届けすると「やっぱりこの家具にぴったりの人、空間に迎えてもらったんだな」と感じます。そういう瞬間を見届けるとやはり嬉しいです!
日本の家具はりょう造り・アンティークに育てる楽しみ
昨今では、ヨーロッパのアンティークやヴィンテージ家具が流行って、高額で売られています。その中には、よく見ると産地が違ったり、“ヴィンテージ風”という商品も多く見受けられますね。当店で取り扱っている国産の伝統家具は、外も中の造りもすごく丁寧で、樹齢の古い頑丈な木を使われているので、新品でもアンティークの落ち着いた風合いや佇まいがあります。日本の家具を自分でアンティークに育てていくのはオススメですよ。1個購入されると、その良さを暮らしの中で実感されて、予算を貯めてまた2つ目を楽しみに購入されるお客様も多いんです。
木を見て触れる喜び・街を一緒に盛り上げましょう
日本人は木と密に生きてきた“木の民族”と言われています。木を見て触れると落ち着きますよね。子育てなど落ち着いて、自分のライフステージの転機に自分の家具を選びたいと来店される方もいれば、若い方も良いものは分かるのか、和洋ミックスで上手にインテリアを楽しんでいるようです。カリモク、フランスベッド、国内有名メーカーの家具の展示から、お手頃価格のイージーオーダー家具の展示見本もありますよ。組立式家具、完成品家具、総天然木家具まで住まいに関することは、お気軽にご相談ください。僕は天王町で生まれ育ち、この街が大好きです。もっと商店街を身近に感じていただける場や機会を設けたいと思っています。ぜひ一緒に街全体を盛り上げていきましょう。
※上記記事は2025年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ミナト家具センター 薗 隆雄 取締役社長 (TAKAO SONO)
ミナト家具センター 薗 隆雄 取締役社長 (TAKAO SONO)
- 出身地::天王町
- 趣味・特技::スキー、SUP
- 好きな映画::バックドラフト、シカゴ・ファイヤなど消防系の映画
- 好きな言葉:『一個の人間』武者小路実篤の詩
- 好きな音楽:平井大、サザンオールスターズ
- 好きな場所:生まれ育った天王町!

