ピラティス8-LAYERS サンゲカー やえ 代表 (YAE SANGEKAR)
東京都出身。4歳からバレエを始め、昭和音楽芸術学院バレエ科を卒業。30代後半でピラティスに出会い、インストラクターの道に。
ピラティスとの出会いは愛犬との別れ

ピラティスに出会ったのは、30代後半のころ。長年一緒に暮らしていた愛犬をなくしたことがきっかけでした。その子との別れがあまりにも大きくて。さらに、当時は会社員として働いていたんですが、仕事のストレスや年齢的な変化も重なり、一度会社を休職することになってしまい…。そんななか、ピラティススタジオをオープンした知人がレッスンに誘ってくれたんです。体だけじゃなくて、心も整っていく。その感覚がとても印象的でした。マシンピラティスって、体がすっと伸びるような、体の中心軸が整うような感じがあるんですけど、それがすごく心地いいなと。回数を重ねるごとに、少しずつ前向きな気持ちを取り戻し、「私はピラティスに助けられたんだ」と実感するようにもなっていって。今度は私が誰かの力になりたい。そんな気持ちが今につながっています。
幼少期から始めたバレエに長年携わっていたこともあり、バレエを教えていた時期もありましたが、ピラティスに出会ってもっと体のことを知りたいと思うようにもなったんですよね。最初から目指していた道ではなかったけど今は、お客様と向き合っている時間が本当に楽しくて。時間を忘れてしまうほど夢中になっています。
「鍛える」より「整える」を大切にするスタジオ
当スタジオは、完全プライベート。一人ひとりに寄り添うレッスンが特徴です。特に意識しているのは「鍛えること」よりも「整えること」。パーソナルスタジオと言うと、体を鍛えるイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、当スタジオでは姿勢や骨格、呼吸など体全体のバランスを整え、そのうえで必要な筋力を少しずつ身につけていくことを大切にしています。「筋肉痛になるほど頑張りたいわけではない」「ムキムキにはなりたくない」という方でも安心して続けられるよう、お客様の体の状態や目的に合わせて、その日のレッスン内容を組み立てています。
スタジオ名の「8-LAYERS」にも、そんな思いを込めました。私の名前が「やえ(八重)」ということもありますが、“重ねる”ということも大事にしたいなと。人の体は筋肉だけでできているわけではありません。心の状態も含めて、さまざまな要素が重なり合って、その人らしい体が作られている。そういった部分も整えながら、サポートしていきたいと思っています。
目的にあわせたレッスンメニューを提供

現在は20代から60代後半まで、幅広い年代の方にお越しいただいています。以前はピラティスが初めてという方がほとんどでしたが、最近ではグループレッスンを経験された方や、他のスタジオから移って来られる方も増えてきました。「もっと自分に合ったレッスンを受けたい」「一人ひとりに合わせて見てもらいたい」という理由で選んでくださる方も多く、とてもうれしく感じています。レッスンに来られる目的は、本当にさまざま。スタジオを始めた頃はダイエット目的の方が多かったのですが、今は肩こりや首こり、腰痛などの体の不調を改善したいという方や、「いつまでも元気に過ごしたい」という健康維持を目的に通われる方も。中には、「愛犬といつまでも元気に散歩へ行ける体でいたい」という思いで続けてくださっている方もいらっしゃいます。私自身も愛犬との時間を大切にしてきたので、そのお気持ちはとてもよく分かります。
ピラティスは消費カロリーだけを見ると、ダイエットに特化した運動ではありません。そのため、体重を減らしたい場合には食事管理や他の運動も必要になることを、私は正直にお伝えします。ですが、ピラティスで姿勢が整い、体の使い方が変わることで基礎代謝が上がり、自然と見た目が変わっていく方がたくさんいらっしゃるんですよね。「体重はあまり変わらないけれど、周りから姿勢がきれいになったねと言われました」と、そんなお声をいただくことも多いです。
日常生活につながるレッスンを
レッスン中は、何気ない会話も大切にしています。緊張していると呼吸が浅くなり、体も思うように動きません。なるべく緊張せず、リラックスした状態でいられるよう雰囲気づくりにも心を配っています。その方のお好きな音楽、例えば海が好きな方だったら波の音のBGMを流してみたりして。また、皆さんとても頑張り屋さんなので、一生懸命になりすぎて必要以上に力が入ってしまうこともよくあるんですよね。そんなときは、自分の体の状態に気づいていただけるように、「今ここに力が入っていますね」とお伝えします。その小さな気づきは、レッスンの時間だけで終わるものではありません。その感覚を覚えておくことで、日常生活の中でも「今、肩に力が入っているな」「緊張しているな」と自分で気づけるようになるんですよね。ここで終わりではなく、その先の日常生活まで変わっていくようなレッスンを届けたいと思っています。
スタジオには、リフォーマー・タワー、チェア、ラダーバレルの3種類のマシンを導入しています。私が研修で通っている大好きなスタジオを参考にしながら設備を整えましたが、マシンが増えると、その分できることも広がります。例えばリフォーマーは寝た姿勢で行うエクササイズが多く、それだけでは日常生活の動きにつながりにくい。そこでチェアを使って座った状態や立った状態で動いたり、バレルを使って少し不安定な環境をつくったりすることで、より実際の生活に近い体の使い方を練習できる。日常生活では、ゆっくり動くだけではありません。急に振り向いたり、荷物を持ち上げたり、バランスを取ったりと、さまざまな動きを繰り返しています。だからこそ、レッスンでも動くスピードを変えたり、その方の生活に近い動きを取り入れたりしながら、「普段の生活で動きやすい体」を目指しています。また、いろいろな動きを行うことは認知機能への刺激にもつながると言われています。体を動かしながら新しい動きを覚えることは、年齢を重ねてからも大切なことだと感じています。
地域の皆さまが長く元気に暮らせるように
今後も、この地域で一人ひとりと丁寧に向き合えるスタジオであり続けたいと思っています。私の活動テーマは、「過去の自分を救うこと」。会社員時代、私自身も首こりや肩こり、心身の不調に悩んできました。だからこそ、同じような悩みを抱えている方の力になりたい。最近では、コンディショニングクラスも始めました。「なぜ足のケアが大切なのか」「偏平足だとどうして疲れやすくなるのか」といった体のことを、解剖学も交えながらお伝えしています。理由が分かると、「自分でもケアしてみよう」と思えるのかなと。また、私自身も更年期を迎え、体重管理や体調の変化に向き合っています。若い頃と同じようにはいかない難しさを実感しているからこそ、この世代ならではのお悩みにも寄り添える存在でありたいと思っています。年齢を重ねてからでも始めるに遅いことはありません。筋トレは少しハードルが高いと感じる方でも、ピラティスなら無理なく始められると思いますので、気軽に一歩を踏み出していただけたらうれしいです。これからも体づくりを通して、地域の皆様がいつまでも元気に、自分らしく暮らせるようなお手伝いをしていきたいと思っています。
※上記記事は2026年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ピラティス8-LAYERS サンゲカー やえ 代表 (YAE SANGEKAR)
ピラティス8-LAYERS サンゲカー やえ 代表 (YAE SANGEKAR)
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:クラシックバレエ
- よく読む本・愛読書:体の本
- 好きな映画:「今を生きる」
- 好きな言葉:今が一番若い
- 好きな言葉:スピッツ
- 好きな場所:劇場、海や森
INFORMATION
ピラティス8-LAYERS |
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| 所在地 | 美しが丘1丁目6−5−404 | |
| 最寄駅 | たまプラーザ駅 徒歩4分、あざみ野駅 約1.3km、鷺沼駅 約1.8km | |
| 営業時間 | [月曜日]18:00 / 19:15 [水曜日]10:15 / 11:30 / 14:15 / 15:30 [金曜日]10:00 / 11:15 / 13:15 / 14:30 [土曜日]9:00 / 10:15 / 11:30 [日曜日]10:15 / 11:30 / 13:15 / 14:30 ※上記はレッスン開始時間 | |
| 定休日 | 都合により臨時休業の場合がございます | |
| ジャンル | ピラティス | |

