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小野 明夫 代表(メガネのオノ)のインタビュー

メガネのオノ 小野 明夫 代表

メガネのオノ 小野 明夫 代表 (AKIO ONO)

メガネの専門学校で2年間学び、川崎の総合病院眼科で10年間修行を積む。1958年に父がこの地で開業した店を、1994年に継承し、今年で32年目を迎える。(相鉄線星川駅 徒歩1分)

不器用な自分が選んだ、メガネという道

父の店は、メガネと時計、貴金属を扱う昔ながらの眼鏡屋でした。子どもの頃から、その父が時計仕事をしている姿をそばでよく見ていましたが、実は自分にはああいう細かい手作業は無理だと感じていました。幼い頃から店を継ぐつもりだったわけではありません。きっかけは半世紀も前のことで、正直よく覚えていないのですが、それでも進路を選ぶ段になると、迷わずメガネの専門学校を選んでいました。

メガネ一筋、49年の歩み

時計の修理は行わず、18歳でメガネの世界に入り、67歳になった今まで、49年間メガネ一筋で歩んできました。創業からは67年、68年という長い年月が流れており、星川商店街の中でも最も古い店の一つです。今の店舗は星川SFビルの1階にあり、贔屓にしていただいている眼科の先生の近くである港南区に支店も出させていただいております。

お客様の「困りごと」に向き合う、路面店ならではの仕事

メガネの世界は非常に奥が深いものだと感じています。近ごろは価格を重視した量販店が増えていますが、お客様一人ひとりが抱える困りごとは、実にさまざまです。物が二重に見える、眩しくて家のカーテンを開けられない、見えにくさや疲れ、鼻にあたる部分が食い込んで痛い。そうした一つひとつの悩みに、路面店として時間をかけて向き合い、解決していくことを大切にしてきました。特に多いのは、パソコンやスマートフォンによる目の疲れです。度数や焦点のずれだけでなく、近くを見るときに目を寄せる働きがもともと弱い方もいて、原因に合わせた完全オーダーメイドの対応を心がけています。効率を優先すればお一人にかける時間は長くなりますが、それでも誠実にお応えすることを選んできました。技術や知識で差をつけることは意識していますが、大きく宣伝するというよりは、口コミで自然に広がっていくことをありがたく感じています。派手さはなくとも、一人ひとりに合わせた対応を積み重ねることが、結果として長くお付き合いいただくことにつながっているのだと思います。

TALEXとZEISS、こだわりの一本をつくる技術

ヴィンテージやファッション性重視のセレクトショップではなく、一般のお客様に向けた普段使いの高品質な商品を厳選して取り揃えています。100円ショップのメガネでもなく、ビンテージでもなく、一人ひとりにきっちり合わせて使い心地の良いメガネを作ることが基本です。当店では、大阪の工場でハンドメイド生産されている偏光レンズ「TALEX」の認定プロショップとして商品を取り扱っております。雑光を取り除く性能の高さから、全国150社の公共交通機関の運転士にも使用が認められているレンズで、認定のハードルは高く、横浜市内でも認定店は数が少ないため、メーカーのホームページを見た遠方のお客様からもご来店いただいています。また、横浜市内でも早い時期にあたる15年ほど前から、ZEISSの3D測定カメラを導入しました。フレームを装用した状態で瞳孔の間の距離や高さ、角度をコンマ1ミリ単位で測定し、完全なオーダーメイドでレンズを仕上げます。補聴器についても、スタッフ2名が認定補聴器技能者の資格を持ち、近隣の耳鼻咽喉科からのご紹介もいただきながら、購入後のメンテナンスやアフターケアを無料で対応しています。近隣の眼科医からのご紹介で、斜視や弱視の矯正メガネ、近視の進行を抑えるレンズなど、お子様向けのメガネも数多く取り揃えました。専門店でもここまでは手が回らないことが多いなか、当店ではかなりの数をご用意しているのが特徴です。設備や品揃えにこだわるのは、見た目の良さのためというよりも、お一人お一人にとって本当に使い心地の良い一本をお渡ししたいという思いからです。

これからも丁寧に。星川とともに歩む未来

星川駅の南口には昔からの地元の方が多く、区役所側にあたる北口はマンションの増加で若いご家族が増えています。駅が高架化されて行き来がしやすくなり、両方のお客様にご来店いただけるようになりました。当店のお客様は、50代以上の方、3歳から9歳ごろのお子様、サングラスをお求めの中年層が中心です。お客様から「ありがとう」「助かったよ」と声をかけていただいたり、りんごなどの差し入れをいただいたりすることが、この仕事を続ける何よりの支えです。不便だった生活が少しでも改善されたと感じていただけたとき、この仕事を選んでよかったと実感します。ときには不満をいただくこともありますが、一つひとつ解決して満足に変えていくことを心がけています。父から時計を買ったり修理してもらったりした古くからのお客様が、今度は私からメガネを買ってくださる。そんな永いお付き合いをいただけることを、ありがたく思っています。多店舗化して会社を大きくすることは考えていません。今のやり方を大切にしながら、いずれは息子へ店を引き継いでいきたいと思っています。外観から高そう、入りづらそうと思われることもあるようですが、決して敷居の高い店ではありません。何か気になることがございましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。これからも70年、80年、100年と、星川の地でこの仕事を続けていきたいと思っています。

 

※上記記事は2026年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

メガネのオノ 小野 明夫 代表 (AKIO ONO)

メガネのオノ 小野 明夫 代表 (AKIO ONO)

  • 出身地:横浜市保土ヶ谷区星川
  • 好きな場所:京都
  • 好きな音楽:昔のフォークソング
  • 好きな映画:邦画
  • 好きな言葉:コツコツ

INFORMATION

メガネのオノ

電話 045-331-7361
所在地横浜市保土ケ谷区星川2-4-1星川SFビル1F
最寄駅星川駅 徒歩1分、和田町駅 徒歩13分、天王町駅 徒歩14分
営業時間[月曜・火曜・水曜・金曜・土曜・日曜]10:00〜19:00
定休日木曜日
ジャンル メガネ・コンタクト