西公園歯科診療所 渡辺 茂 院長 (SHIGERU WATANABE)
1975年に日本大学歯学部卒業。東京医科歯科大学口腔外科、厚木にある歯科医院に勤務後、1982年5月に『西公園歯科診療所』を開業し、院長に就任。
薬局を経営していた父の勧めで歯科医師の道へ

子どものころ、父は杉田駅にある「わたなべ薬局」を経営していました。ある日、私たち兄弟3人を呼び、兄は医師、私は歯科医師、妹は薬剤師になるよう勧めてきたのです。理由を聞いたところ、「兄弟同士、ライバルにならないよう別の道を歩んだ方がいい。お前は手先が器用だから、歯科医師がきっと合っているよ」と言いました。面白いでしょう?それを聞いて特に反発することはなかったですね。素直に父の言葉を受け入れ、兄弟3人とも勧められた道を歩みました。その後、日本大学歯学部を卒業し、口腔外科に興味を持ったため、東京医科歯科大学の口腔外科へ勤務。その病院では歯科医師が点滴を打つ方針だったため、医師の兄によく相談しました。仲の良い従兄弟が耳鼻科医になったので、3人でゴルフに行っては、治療や麻酔薬についてよく話し合いましたよ。それぞれ専門が違うため、学ぶことはたくさんありましたね。また、今では妹がわたなべ薬局を引き継ぎ、そこへ薬剤師になった私の息子が就職し、一緒に働いています。妹も私の息子も話好きで勉強家なので、患者さんとは治療だけでなく、たくさんの話題で盛り上がるそうです。兄弟3人とも未だに仲が良く、それぞれの専門を生かしながら地域医療に貢献しています。父のおかげだといつも感謝していますね。
40年以上、地域医療に貢献。歯を抜かない治療に挑む
洋光台で「西公園歯科診療所」を開業して40年以上、経ちました。当院には、歯を抜くことを諦めきれない患者さんが多くいらっしゃいます。「何とかならない?」といわれると、何とかしてあげたいと思い、さまざまな治療の可能性を考えます。その結果、抜かなくて済むこともあれば、どうしても抜かなければならないこともありますが、どんな治療をするか、その治療をしたあと患者さんの歯がどうなっていくか、患者さんが理解できるまで、何度も説明しています。かなり高齢の患者さんの場合、何度話しても理解が難しかったり、忘れてしまったりするのですが、それでも私は丁寧に口を酸っぱくして説明しています。相手が分からないからといって、勝手に治療をしては患者さんが寂しい気持ちになりますから。不安を抱かないよう、常に患者さんに寄り添うのが私のモットーです。
高齢の患者さんは優しくて話好きな方ばかり。昔話をしながら治療を提供

高齢の患者さんが多いせいか、みなさん優しく話好きな方ばかりです。当院にはユニットが2台あるのですが、いつもユニットに座った途端、おしゃべりが始まります。右と左に座った患者さん同士が話をしたり、私も含めて3人で話が盛り上がったりすることもしばしばです。患者さんからは「ここへ来ると、リラックスする」と言っていただきます。私も話をしながら治療をするのが好きなので、杉田の昔話など、患者さんが好きな話をしていますね。
訪問診療は月に12名ほど
通院ができない患者さんには、訪問診療を行っており、現在は月に12名ほどご自宅で治療をしています。この地域は、階段のない集合住宅が多く、毎回重い治療器具を持ちながら階段を昇るのは正直大変です。しかし、できるだけ長く地域医療に貢献したいと思っていますから、できるところまで頑張りたいですね。
地域の方へのメッセージ
歯がグラグラしている、少し痛みがあるということがあれば、ご相談にきていただきたいと思います。すぐに治療をするわけではありませんので、相談をするだけで、少し楽になったり安心したりできるでしょう。不安は少ない方が、その後治療することになっても、うまくいくことが多いので気になることがあれば、おしゃべりをする気持ちでいらしてください。
※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

西公園歯科診療所 渡辺 茂 院長 (SHIGERU WATANABE)
西公園歯科診療所 渡辺 茂 院長 (SHIGERU WATANABE)
- 出身地:磯子
- 趣味:箱根などへドライブ
- 好きな映画:洋画
- 好きな場所:昼寝ができる静かな場所、箱根
- 好きな言葉:一生懸命
- 好きな音楽:カントリーミュージック
- 好きな本:歴史物

