安東 恭助 理事長(歯科医院横浜)のインタビュー

歯科医院横浜 安東 恭助 理事長

歯科医院横浜 安東 恭助 理事長 (KYOSUKE ANDO)

『九州大学歯学部』を卒業後、横須賀市で親戚が営んでいた歯科医院に入り、翌々年に『安東歯科』として開業。『ペンシルベニア大学』への短期留学を経て2001年に医療法人化し、『医療法人社団ニコニコクラブ』を設立する。2003年前後に横浜、2004年に東京にも医院を展開。2026年6月、半世紀以上続いた横須賀の医院を閉院し、現在は『歯科医院横浜』一院に専念している。(横浜駅西口 徒歩8分)

大阪生まれ、東京育ち。九州大学で出会った歯科医師としての原点

私の生まれは大阪府堺市で、仁徳天皇陵のそばです。ただ、小学5年生からはずっと新宿や原宿など東京で育ちました。実家からは医者か歯医者になるようにと言われて育ち、『九州大学歯学部』に進みました。山の見えない都会育ちだった私にとって、九州での暮らしは新鮮そのものでした。カモメが飛び、後ろには山が見え、海が広がっている。「なんじゃこれは」と驚きながらも、非常に楽しい学生生活を送ったのを覚えています。歯学部だけでなく全学部の卒業生でつくる同窓会では、全学部代表の参与20人のひとりに選んでいただいたこともありました。その後、『東京プライベートエマージェンシーセンター(TPEC)』の歯科電話相談の代表を任されたこともあり、大きな反響をいただきました。そうしたご縁もあって、現在は米国財団法人野口医学研究所の名誉参与会長も務めています。

横須賀、横浜、そして東京へ。ひろげてきた診療の歩み

大学卒業後は、横須賀で歯科医院を営んでいた親戚から医院を任されることになりました。体調を崩していたこともあり、7月に1か月ほど見学させてもらっただけで、8月にはほとんど一人で、衛生士3人、技工士3人ほどと診療にあたることになったのです。1996年からの数年間は、『ペンシルベニア大学』に私のためのコースを作っていただき、2度ほど短期留学をさせてもらいました。英語が得意なわけではなかったのですが、アメリカの医療や研究の現場を見ることができ、大きな経験になったと感じています。医療法人化にあたり、「医療法人社団ニコニコクラブ」と名付けました。擬態語を法人名にしたのは、おそらく日本で初めてだったのではないかと思います。その後、この横浜に医院を構え、東京・西麻布にも『霞町デンタルクリニック』を開きました。実は私自身、俳優への憧れも持っていて、九州大学を出たら横浜で医院をひとつ開業し、趣味で映画に関わったり俳優活動をしたりできたらという思いをずっと抱いていたんです。かなり長い年月がかかりましたが、今ようやく『歯科医院横浜』一院に専念し、私一人ですべての診療を見られるようになりました。自分が思い描いていた歯科医療のスタートラインに、やっと立てたのではないかと感じています。

「自分がしてほしいことを患者さんに」。変わらぬ診療のモットー

私自身、昔は歯の状態があまり良くありませんでした。理由がはっきりわかっているわけではないのですが、それでも歯はいい状態である方がいいと感じています。だからこそ、自分にやってほしいことを、そのまま患者さんにも行うのが私のやり方です。患者さんが知らないこともあるかもしれませんが、なるべく合理的に、まとめて治療し、予防にも徹底的に取り組んでいます。どこの歯科医院でも同じようにやっているのではと思われるかもしれませんが、なるべく歯を残そうとする、昭和の頃からの歯医者としての姿勢は、今も変わりません。

30年をかけて見つけた、虫歯にならない歯みがきの発想

医院としてこだわっているのは、歯ブラシによる磨き方そのものの見直しです。バイオフィルム、つまり1日1回以上、すべての歯周ポケットの入り口のバイオフィルムを触れて破り、酸素が入る空間をつくることができれば、歯はほとんど悪くならない。ついでに歯の表面のバイオフィルムを拭き取る。この方法にたどり着くまでに、30年という年月をかけてきました。専用の歯ブラシについても意匠特許登録を取り、現在は講習会も開いています。実際にこの方法を続けてもらった患者さんは、着色や歯石もほとんどつかなくなりました。以前、3店舗を運営していた頃は、ドクター10人、歯科衛生士10人、歯科助手10人ほど、合わせて30人近いスタッフを抱えていました。しかし予防についての考え方が定まってきたことで、今ドクターは私一人と、パートの歯科助手4人ほどという体制に落ち着いています。歯科助手は、衛生士やドクターと患者さんの間に立ち、日常の様子を丁寧に聞き取ってくれる大切な存在です。海外で言うところの「デンタルコーディネーター」のような役割だと捉えています。指導した歯みがき法を、最初はなかなか実践してくれない患者さんもいます。何度か歯茎を腫らして痛い思いをしたのち、最終的には私の言った通りに修正してもらうと、症状がしっかり改善していく。そうした患者さんの変化を見られることは、今でも印象に残っている出来事のひとつです。

横浜市のふるさと納税にも採用。口の健康を通じて伝えていきたいこと

私が考案した「Dr.K.Ando歯肉化粧ブラシ法」と、オリジナル歯ブラシ「NICONICOCLUB(4bristls type)」・「Dr.K.Ando(2bristls type)」。そのうち「NICONICOCLUB(4bristls type)」は、横浜市のふるさと納税返礼品にも採用していただきました。

歯ブラシによる磨き方ひとつで、虫歯や歯周病だけでなく、口の中の状態が体全体の健康にもつながっていくと考えています。昔の歯みがきの道具や方法にも、それぞれ理由や歴史があります。私はその歴史の延長線上で、今まで当たり前とされてきた歯みがきのやり方を、もう一度見直してみたい。世界の健康を変えたいと思うのです。歯医者は、削って詰めるだけの場所ではなく、いろいろな方が集まり、日々のちょっとした悩みを話せる場所でもあると考えています。これからも研究と講習会を続けながら、口の健康を通じて、地域の皆さんの力になっていきたいです。歯のことで気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談にいらしてください。

※上記記事は2026年7月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

 

歯科医院横浜 安東 恭助 理事長 (KYOSUKE ANDO)

歯科医院横浜 安東 恭助 理事長 (KYOSUKE ANDO)

  • 出身地:大阪府

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歯科医院横浜

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