吉村 真由美 オーナー(バニーファミリー横浜)のインタビュー

バニーファミリー横浜 吉村 真由美 オーナー

バニーファミリー横浜 吉村 真由美 オーナー (MAYUMI YOSHIMURA)

子どもの小学校入学を機にうさぎを飼い始め、その魅力に引き込まれる。自宅でブリーダーとして活動後、2008年に神奈川区六角橋でうさぎ専門店「バニーファミリー横浜」を開業。(東急東横線 白楽駅 徒歩8分 横浜市営地下鉄 岸根公園駅 徒歩10分 )

子どもの教育から運命的な出会い、そして専門店オープンへ

私がうさぎと出会ったきっかけは、子どもの情操教育がきっかけでした。小学校に入学する時、「教育のために生き物を飼おう」と考えたのです。友人から「うさぎがいいんじゃない」と勧められて飼い始めたところ、息子よりも私の方がうさぎの魅力にはまってしまいました。私自身は、子どもの頃にペットを飼ったことがありませんでした。それは両親があまりペット好きではなかったからです。でも、飼ってみて驚きました。学校で飼育されている白い赤目のうさぎとは全く違う、小型のうさぎ。その表情の豊かさ、意思疎通ができる愛らしさに、すっかり魅了されてしまったのです。最初にうさぎを購入したのは、金沢にあった『バニーファミリー』というお店。当時はまだうさぎ専門店が日本に数店舗しかなく、うさぎがブームになり始めた頃でした。その『バニーファミリー』が東京店をオープンした際、「家から遠くないから行ってみたら?」と勧められて訪れたところ、なんとそのオーナーが息子の塾の先生だったのです。「すごい偶然で、私はうさぎに導かれたんだな」と思いました。その後、親うさぎをたくさん譲っていただき、自宅でブリーディングを開始。繁殖・販売をしながらペットホテルとしてうさぎを預かるようになり、家中がうさぎだらけになりました。転機は、息子が大学生の夏休み。免許を取りに行って家を空けた間、子供部屋にまでうさぎを進出させていた私。帰宅した息子に「僕どこにいればいいの」と言われ、ちょうど空いていた父所有の物件へうさぎを移動。「もうお店やっちゃおうか」と8月のお盆に決断し、10月にはオープンしていました。当初は狭い場所でしたが、父がやっていたお店が空いていたのでそこへスペースも拡張し、現在の店舗になりました。店舗オープンから今年で17周年を迎えます。

うさぎ目線で考える専門店のこだわり

私たちが提供しているサービスは、生体販売、飼育用品販売、グルーミング、ペットホテル、そして「うさちゃん終活」。「ゆりかごから天国まで、うさぎと飼い主さんに寄り添う専門店」として、うさぎの一生に寄り添っています。最も心がけているのは、「うさちゃん目線で考える」こと。主役はうさぎちゃんです。ペットホテルでは必ず声をかけ、触れ合う時間を増やしています。ケージに入れるだけでなく、お家で過ごすようなストレスのない環境を整え、クラシック音楽をかけた落ち着いた雰囲気の中で、うさぎだけをお預かりしています。うさぎは匂いにとても敏感です。動物病院で預かると、犬や猫の匂いや鳴き声がストレスになってしまうんです。だからこそ、うさぎ専門店としての環境が大切なんです。また、私の自宅が2階にあるため、体調が悪い子がいればすぐに駆けつけられます。常に新しい商品を仕入れ、撮影会などのイベントを開催し、飼い主さんがうさぎとの生活を楽しめるようお手伝いしています。撮影会は、思い出作りのサービス。亡くなった後に、それが宝物になっていくからです。

「うさちゃん終活」とエンゼルケアで最後のその先まで幸せに

生体を販売しているのに終活サービス―最初は私も躊躇がありました。でも、命あるものは必ず亡くなります。ペットロスで仕事に行けなくなってしまう方もいらっしゃいました。そういう方を救いたくて、3年かけて「うさちゃん終活講座」を作り上げたんです。うさぎと出会い、名前をつけ、幸せに暮らしてきた。それは本当にラッキーなこと。ペットと出会えるということは、人生にたくさんの幸せと愛情をもらうということです。それなのに亡くなった後にずっとペットロスになってしまったら、うさぎちゃんも望んでいないと思うのです。自分自身も、泣きながら電話をかけてくるお客様にどう寄り添っていいかわからず、情けなく感じた時期がありました。それで3年間グリーフケアを学び、心の寄り添い方を身につけました。終活講座では、エンディングノート作成や心のケアを学んでいただいています。そして3年前、うさぎだけのお墓を建立しました。ブリードしていた親うさぎや先代たちを納骨してあげたいという、ブリーダーとしての責任を感じていたからです。うさぎは繊細な生き物なので、他のペットと一緒では嫌なんです。車で10分ほどの場所に作ったお墓には、年に2回納骨し、毎月お墓参りに行っています。亡くなった時に私が行っているのが「エンゼルケア」。人間でいう納棺師のように、ふわふわな綺麗な体に戻してあげ、飼い主さんにもブラッシングしてもらいます。これが飼い主さんが最後にその子にできるプレゼントなんです。グリーフケアを学んでいるので、飼い主さんと一緒に、その子と出会った時からの思い出を共有しながらブラッシングをして、最後に可愛くお葬式をしてあげます。印象的だったのは、お子さんがいらっしゃらないご夫婦。ペットホテルに預ける時も泣きながら預けるほど、うさぎを大切にされていた方でした。うさぎちゃんが亡くなって1週間後に連絡したところ、翌日には新しい子を迎えていらしたんです。本当に命のバトンタッチができたと感じました。その子で終わりではなく、また新しい出会いを求めて、うさぎとの暮らしの楽しさを感じてもらう。その子が、新しい子を連れてきてくれる。そう信じています。ちなみに、うちのお店から迎えた子じゃないとダメということは一切ありません。どこでお迎えしても、うさぎちゃんはうさぎちゃん。すべてのうさぎと飼い主さんに寄り添いたいと思っています。飼い主さんが幸せでいることが、その子と一緒に生き続けるということなのです。

うさぎの魅力と飼いやすさ

お越しいただくお客様は幅広く、ファミリーはもちろん、結婚したてのカップル、一人暮らしの年配の方など様々です。うさぎの魅力は、散歩が不要で部屋の中で飼えること。ワクチン接種も必要なく、トイレも覚え、泣かないし匂わない。でも存在感はしっかりあって、ワンちゃんのようについてきてくれます。犬猫禁止の住居でも小動物はOKという場所も多く、住居を選びません。
最近の寿命は8〜9年、長寿だと12〜13歳まで生きる子も。医療が発達し、飼い主さんの飼育知識も向上しているからです。牧草をしっかりあげることが浸透し、病気にかかりづらくなっていますし、うさぎを診てくれる獣医さんも増えてきました。

この街で、うさぎと飼い主さんに寄り添い続けて

お店の前には、いつもお花を綺麗に飾っています。水やりをしていると、通りかかった方が声をかけてくださることも。みんなお花に癒されているのかなと思っています。他のお店から購入した方で、飼い方の説明をしっかり受けていない方も結構いらっしゃいます。爪切りやブラッシングができない、そもそもブラッシングが必要だと知らなかった方も。ぜひ爪切りや健康チェックでお越しください。健康チェックで、早く病気を見つけることができます。様々なイベントも開催していますので、飼い主さん同士の交流の場にもなっています。私の願いは、「ゆりかごから天国まで」そして「最後のその先まで幸せにする」こと。うさぎと飼い主さんの幸せな時間が、ずっと続いていくようにお手伝いしたいと思っています。

 

※上記記事は2025年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

バニーファミリー横浜 吉村 真由美 オーナー (MAYUMI YOSHIMURA)

バニーファミリー横浜 吉村 真由美 オーナー (MAYUMI YOSHIMURA)

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 趣味:うさぎと遊ぶこと
  • 好きな場所:職場
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな言葉:自分に負けるな

INFORMATION

電話 045-481-8025
所在地六角橋2-34-20
最寄駅白楽駅 徒歩9分、岸根公園駅 徒歩11分、東白楽駅 約1.3km
営業時間11:00~19:00
定休日火曜・木曜
ジャンル ペット用品 トリミング・グルーミング ペットホテル ペット販売