よこはまにしかげ小児科・アレルギー科 院長 西影 京子 (KYOKO NISHIKAGE)
兵庫県神戸市出身。2018年6月に「よこはま にしかげ小児科・アレルギー科を開院。診療と臨床研究の両面からアレルギー治療に取り組んでいる。
娘のアレルギー治療が原点に

次女の病気が、医師を目指すきっかけでした。娘は重症のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーに苦しんでいて、当時の日本にはなかなか有効な治療法がなかったんですね。かかりつけの小児科の先生が何とか治してあげたいと治療法を探していたところ、アメリカの先生を見つけることができ、治療を受けてみることになりました。渡米して治療を受けた結果、娘は短期間で大きく改善。その時に初めて免疫治療というものに出会い、その効果に大きな衝撃を受けました。最初は、誰かがこの治療を日本でも広めてくれればと思っていたんです。当時、私は35歳でしたから。でも、なかなかそうはいかず。「それなら自分でやるしかない」と決意して、医学部を目指すことに。
卒業後は関西医科大学で研修を受け、三重県の地域医療の現場で約13年間経験を積みました。三重は、海の幸も山の幸も豊富で、有機農業も盛んな地域。とにかくご飯がおいしかった(笑)。今でも「また住みたい」と思うくらい好きな場所ですね。その後、2018年に娘が暮らしていることが縁となり横浜にクリニックを開院しました。
アレルギー科は、子どもから大人まで
当院は、小児科とアレルギー科のクリニックです。アレルギー診療では、お子さんだけでなく大人の患者さんも多く、割合としてはほぼ半々ですね。また、小児科では発熱や風邪症状をはじめ、子どもの体調に関するさまざまなご相談に対応しています。
診療しているアレルギー疾患は、アトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど幅広いですね。来院される患者さんの中には、「いくつもの病院を受診したけれど良くならない」「重症で困っている」といった方も少なくありません。実は横浜で開業する前は、「アレルギー専門のクリニックで本当に患者さんに来ていただけるのだろうか」と不安もありました。しかし実際に診療を始めてみると、想像していた以上にアレルギーに悩んでいる方が多く、そのニーズの大きさを日々実感しています。
患者さんと一緒に治療を考える診療スタイル

私が診療で最も大切にしているのは、「Shared Decision Making(共同意思決定)」。医師が一方的に治療方針を決めるのではなく、患者さんやご家族と話し合いながら、その方の生活や価値観に合った方法を一緒に選んでいく考え方です。アレルギー治療は、薬だけで完結するものではありません。例えばアトピー性皮膚炎であれば、今は新しい治療薬によって、強いかゆみやつらい症状を短期間で改善できる時代になっています。ただ、症状が落ち着いたとしても、根本的な解決になるわけではありません。原因そのものは残っていますし、薬をずっと使い続けなくても良い状態を目指すにはどうしたらいいのかを考えていく必要があります。そして、そこには食事や生活習慣なども深く関わってくる。患者さん一人ひとりの生活は違いますから、「これが正解です」と一方的に押し付けるのではなく、その方にできること、今の生活の中で取り入れられることを一緒に考えながら進めていくことが大切なのかなと。だからこその「Shared Decision Making(共同意思決定)」。患者さんと一緒に考え、一緒に治療方針を決めていく。それに尽きると思っています。
アレルギー治療は大きく進歩している
開業医でありながら、臨床研究を続けていることも私の特徴の一つだと思います。例えば、ピーナッツやくるみなどの食物アレルギーでは、軽症や中等症の方であれば微量から食べていく経口免疫療法によって改善を目指すことができます。しかし、そうした治療さえ難しい重症の患者さんもいらっしゃいます。私はそうした患者さんに対する新たな治療法の臨床研究にも取り組み、論文も執筆中です。他の先生方が見つけた新しい知見を学ばせていただきながら、自分が診療や研究の中で得た成果は世界へ向けて発信していく。それが私の基本的なスタンスです。今後も患者さんにより良い選択肢を提供できるよう、新たな治療法の研究や臨床に取り組み続けていきたいですね。
子どもの未来のために伝えたいこと
小児科医として最近特に危機感を持っているのが、子どもたちのSNS利用です。アレルギーだけでなく、頭痛や心身の不調などで相談を受ける機会が増えていますが、その背景には睡眠不足やネット依存が関係しているケースも少なくありません。特に幼少期から長時間スマートフォンや動画に触れることは、子どもの発達に大きな影響を与える可能性が指摘されています。今後は診療だけでなく、子どもたちの健全な成長を支える取り組みがあれば応援したいと思っています。
当院では保険診療と自費診療の両方に対応しており、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせて治療の選択肢をご提案しています。小児科全般はもちろん、様々なアレルギー疾患でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※上記記事は2026年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

よこはまにしかげ小児科・アレルギー科 院長 西影 京子 (KYOKO NISHIKAGE)
よこはまにしかげ小児科・アレルギー科 院長 西影 京子 (KYOKO NISHIKAGE)
- 出身地:兵庫県神戸市
- 趣味・特技:ジャズボーカル・ジャズダンス
- 好きな本・愛読書:「雪国」
- 好きな映画:「ブルース・ブラザーズ」
- 好きな言葉:希望
- 好きな音楽:ジャズ
- 好きな場所:海
INFORMATION
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| 電話 | 045-323-5115 | ![]() |
| 所在地 | 台町15-1 横浜西口KSビル1F | |
| 最寄駅 | 横浜駅 徒歩6分、反町駅 徒歩11分、三ツ沢下町駅 徒歩11分 | |
| 診療時間 | [月曜・火曜・水曜・金曜]9:00~12:30 15:00~19:00 [土曜]9:00~12:30 15:00~18:00 ※特殊予約外来(土曜14:00〜18:00 日曜9:30〜12:00 ※一般診療は受付けておりません)や予防接種(月曜・水曜・金曜14:00~14:30)は予約制 | |
| 休診日 | 木曜・祝日 | |
| Web | http://yokohama-nishikage.clinic/ | |
| 診療科目 | 小児科 アレルギー科 | |

