前田 眞琴 院長(前田矯正歯科クリニック)のインタビュー

前田矯正歯科クリニック 前田 眞琴 院長

前田矯正歯科クリニック 前田 眞琴 院長 (MAKOTO MAEDA)

『東京医科歯科大学歯学部』卒業後、同大学矯正学教室で研鑽を積み、歯学博士号を取得。1988年に港南台にて『前田矯正歯科クリニック』を開業。日本矯正歯科学会認定医・臨床指導医(旧専門医)。日本臨床矯正歯科医会副会長などを歴任し、地域に根差した矯正治療を提供している。(JR根岸線 港南台駅 徒歩3分)

幼少期の実体験が、矯正歯科医への道を開いた

私自身、子供の頃に歯並びが悪く、矯正治療を受診した経験があります。そのため、矯正という存在は幼い頃から身近なものでした。その影響もあってか『東京医科歯科大学』に入学後、さまざまな実習を経験しましたが、中でも矯正の実習が一番面白かったんです。針金を曲げたり加工したりする細かな作業、治療前にレントゲンや模型などの資料をたくさん取って分析し、一人ひとりに合った治療方針を立てていく過程に、非常に興味を引かれました。他の診療科では比較的早い段階で治療に取りかかりますが、矯正歯科は症状の背景や成り立ちを詳しく調べて分析できます。この科学的なアプローチに魅力を感じ、卒業後に矯正の道へ進むことを決めました。そして1988年、ここ港南台で『前田矯正歯科クリニック』を開業したのです。

患者さん一人ひとりにとって「一番良い選択」を大切に

診療で最も心がけているのは、患者さんにとって一番良い選択をしていただくことです。矯正治療には一般的な治療方針がありますが、すべての人に当てはまるわけではありません。骨格や歯の状態、生活スタイル、患者さんご自身の希望も千差万別です。いくつかの選択肢がある場合、それぞれのメリット・デメリットを十分に説明した上で、最終的には患者さん自身に選んでいただきます。なるべく十分な説明を尽くすこと。これが私のモットーです。納得して治療を始めていただくことが、長い治療期間を乗り越える上でとても大切だと考えています。

丁寧な検査と幅広い対応力が当院の特徴

当院では、初診時の検査に1時間を2回ほどかけ、レントゲンや診察を丁寧に行います。そして2〜3週間後に治療方針をお話しし、準備を経て装置が入るまでに、検査開始から2カ月~3カ月ほどいただいています。当院の特徴は「どんな症例にも対応できる」という点です。極端に難しい症例は大学病院へお願いすることもありますが、大体の症例には対応しています。裏側矯正は行っていませんが、それ以外の治療法はほぼ網羅しており、最新の技術を活用しながら治療にあたっています。
また、矯正治療中に虫歯や歯周病にならないよう、衛生士による口腔ケアを徹底しているのも特徴です。装置をつけている間は歯磨きが難しくなりますから、プロフェッショナルケアでしっかりサポートしています。

咬み合わせと自信、矯正治療がもたらす二つの価値

矯正治療を悩んでいる方には、メリットとデメリットの両面をお伝えしています。一番のメリットは「自分の歯でちゃんと咬み合わせができるようになること」です。口元の形や顔立ちを整えたいという動機で来院される方も多いですが、歯並びを直すことで口が閉じやすくなり、顔立ちもすっきりします。さらに大きいのは、セルフイメージが向上し、自分に自信が持てるようになるという心理的な面です。治療後は表情が明るくなり、コンプレックスがなくなってよく笑うようになる患者さんが本当に多いですね。
通ってくださった方の中には、自分の歯でしっかり咬めるようになった方もいます。咬合(こうごう)機能の改善は、生涯を通じて影響します。「20年経った今もくいしばれる」と、機能改善を実感している患者さんもいます。
また、別の患者さんだった方は私の後輩として歯学部に入り、矯正歯科医になった方もいました。長い付き合いの中で患者さんの成長や社会での活躍を知ることができるのは、この仕事の大きな喜びです。一方でデメリットもあります。装置をつけている間の虫歯・歯周病のリスク、歯を動かすことによる歯根への多少のダメージ、2から3年という長い時間がかかること。毎月1回程度の通院も必要です。これらをしっかりご理解いただいた上で治療を始めていただきたいと思っています。

港南台の皆さまへ、年齢を気にせずまずはご相談を

港南台で長く診療を続けてきましたが、以前に比べ大人の患者さんが増え、今は4割くらいを占めています。港南台の方は、ピリピリした感じがなく、穏やかでほんわかした方が多いと感じています。以前夏休みに行っていた小学生向けの「職業体験」は、また機会があればやりたいですね。子供たちに歯科医師や矯正歯科医の仕事を知ってもらい、興味を持ってもらえる機会を作りたいです。最後に地域の皆さまへお伝えしたいのは、矯正治療はある程度年齢がいっていてもメリットがある場合が多いので、「年齢的に遅い」と思わず相談してほしいということです。もちろん、成長期にチェックして適切な時期に始めるのが一番良いですが、大人になってからでも十分に効果があります。港南台には矯正の専門ドクターが2人いますので、気になることがあれば気軽に相談してみてください。また、矯正歯科を選ぶ際は、看板の診療科目だけでなく、学会などの専門医資格を持っているか確認することをお勧めします。矯正はトラブルも少なくない分野ですので、しっかりとした基準を持って選んでいただきたいですね。
口の健康は全身の健康につながるので、良い歯並び・咬み合わせを手に入れてお口の健康を保っていただきたいと思います。

※上記記事は2026年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

前田矯正歯科クリニック 前田 眞琴 院長 (MAKOTO MAEDA)

前田矯正歯科クリニック 前田 眞琴 院長 (MAKOTO MAEDA)

  • 出身地:横浜市金沢区
  • 趣味:スキー、シーカヤック
  • 好きな場所:白馬
  • 好きな音楽:『井上陽水』
  • 好きな映画:『007』
  • 好きな言葉:人のため(為)の人であれ

INFORMATION

前田矯正歯科クリニック

電話 045-831-7546
所在地港南台3-6-35
最寄駅港南台駅 徒歩3分、港南台 徒歩4分、洋光台駅 約2.0km
診療時間[月曜]10:30~13:00 14:30~18:30
[火曜]14:30~18:30
[水曜]14:30~19:00
[金曜]10:30~13:00 14:30~19:00
[土曜]10:00~13:00 14:30~18:30
※第2日曜:10:00~12:30、14:30~16:30
休診日火曜午前・水曜午前・木曜・日曜
診療科目 歯科