石川歯科クリニック 石川 博久 院長 (HIROHISA ISHIKAWA)
『日本歯科大学』卒業後、矯正科にて4〜5年学び、その後地元・横浜市港南区芹が谷にて『石川歯科クリニック』を開業。一般歯科・矯正歯科を中心に30年以上、地域医療に携わる。(東戸塚駅 車10分)
祖父の背中が教えてくれた、歯科医への道

歯科医を志したのは、母方の祖父が歯科医だったことがきっかけです。幼い頃から「歯科医になってはどうか」と言われ続け、気づけばその道を歩んでいました。意識的に選んだというより、ごく自然な流れだったと思います。『日本歯科大学』を卒業後は、矯正の分野に4〜5年携わりました。矯正を選んだのは「歯を動かす」という診療の面白さに惹かれたからです。力をかけることで少しずつ確実に位置を変えていく歯の動きに、純粋な興味を感じていました。矯正専門での開業は現実的ではなかったため、一般歯科として地元・芹が谷での開業を決めました。大学に残るつもりはなく、開業以外の選択肢は考えていなかったですね。
「自分がされたい治療」を、患者さんに
開業から30年以上が経ちます。診療で一貫して心がけてきたのは、「自分がされたい治療をする」ということです。丁寧で優しい診療、そして患者さんとの誠実なコミュニケーション。それは今も変わりません。当院では、むし歯・歯周病治療をはじめ、矯正歯科、小児歯科、口腔外科、レーザー治療、審美歯科と幅広い診療に対応しています。CAD/CAMシステムによるコンピューター支援でのかぶせ物・つめ物の製作や、医療DXへの取り組みも積極的に進めています。大学時代からコンピューターに親しんでいたこともあり、デジタル技術の活用は私にとってごく自然な選択でした。待合室に流している動画は自分で撮影・編集したものですし、写真も全て自分で撮っています。最近はドローン撮影にも取り組んでいて、試行錯誤を楽しんでいます。歯科医にならなければ、絶対にIT系の道に進んでいたと今でも思うほど、この分野への関心は尽きません。
高齢化が進む芹が谷で、見えてきたこと

私が生まれ育った芹が谷は、長年この地に住み続けるお年寄りが多い町です。開業した頃はお子さんも多かったのですが、30年以上が経ち世代交代が進む中で、患者さんの層も変わってきました。高齢の方が増えたことで、「足が悪くて通いにくい」「階段がつらい」という声も増えました。当院は2階にあるため、階段の問題は特に気になるところです。1階で開業すればよかったというのは、今振り返っての率直な思いでもあります。歯科医師である息子には、「長くやっていれば必ずそういう場面に直面するから開業場所はよく考えた方がいいよ」と伝えています。
公平に、丁寧に患者さんとの向き合い方
たくさんの患者さんを診てきた中で、若い頃は患者さんの中でも好きな人や少し苦手な人が出てきてしまうこともあったと正直に思います。でも今は、話好きな方にも、口数の少ない方にも、それぞれのペースに合わせて同じように接することを心がけています。その人その人に合ったコミュニケーションをとること、どの患者さんにも公平に向き合うこと。長い年月をかけて自分の中に根づいてきた、大切な診療への姿勢です。
「今までもこれからも」仕上げの時間を、誠実に
私も還暦を過ぎてから、仕事への向き合い方が少し変わりました。若い頃は「これからどうしていこう」と前を見ていましたが、今は歩んできた道を振り返り、「私はどうあったのだろうか」と自分に問いかけることが増えています。後ろ向きな考えではなく、積み重ねを整理しながら残る時間をどう丁寧に使うかを考えているということです。誰もが皆、仕事を終える時は来る。だからこそ、その時に胸を張って振り返れるような診療を続けていきたいと強く思っています。ずっと通い続けてくださっている患者さんがいて、その方々が長年変わらず足を運んでくださる。そのこと自体が、何よりの支えになっています。「今までもこれからも」という思いで、芹が谷の皆さんに寄り添い続けたいと思います。
※上記記事は2026年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石川歯科クリニック 石川 博久 院長 (HIROHISA ISHIKAWA)
石川歯科クリニック 石川 博久 院長 (HIROHISA ISHIKAWA)
- 出身地:横浜市港南区
- 趣味:カメラ、車
- 好きな場所:自然豊かな場所
- 好きな音楽:落ち着いた音楽
- 好きな映画:アクション系
- 好きな本:ミステリーもの
- 好きな言葉:有言実行

