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沖津 決起 理事長(沖津歯科診療所)のインタビュー

沖津歯科診療所 沖津 決起 理事長

沖津歯科診療所 沖津 決起 理事長 (SADAOKI OKITSU)

『鶴見大学歯学部』卒業後、横浜市西区の歯科医院に約5年間勤務。その後、祖父・父の代から引き継いだ沖津歯科診療所を全面建て直しのうえ継承し、現在は理事長に就任。(京浜急行•市営地下鉄上大岡駅 徒歩10分)

祖父の代から続く歯科診療所。子どもの頃から感じていた「歯科」の空気

私が歯科医の道を選んだのは、ごく自然な流れだったと思います。祖父の代から続くこの診療所で育った私にとって、歯科という世界は幼い頃から身近なものでした。器具や診療室の雰囲気も、物心ついた時から当たり前のように目の前にありました。「なんとなく歯科医になるものだ」という感覚が、自分の中にいつの間にか根づいていたのかもしれません。『鶴見大学』では1・2年生のうちは座学が中心で、「こんなことを学ぶのか」と少し意外に感じたこともありました。ところが3・4年生になり実習が始まると、ようやく手ごたえが生まれてきました。実際に手を動かすことで気持ちに火がつき、歯科への興味がより深まっていったのです。大学では矯正歯科にも強い関心を持ちましたが、最終的には幅広い診療ができる総合的な歯科医師の道に進みました。一本の歯だけでなく、お口の中全体を診ていく。そのアプローチが自分には合っていると感じたからです。

5年間の経験が今の礎に。開業前に積んだ技術と診療の軸

大学卒業後はすぐに開業せず、まず横浜市西区の歯科医院で約5年間、勤務医として経験を積みました。その5年間がなかったら、今の自分は全然違ったものになっていただろうと振り返るほど、あの時間は大切な財産です。そこで学んだことと、祖父・父から受け継いだこの診療所のあり方を組み合わせながら、今の診療の軸が形になりました。建物自体も15年前に全面建て直しを行い、バリアフリーを整えた空間として生まれ変わっています。靴のまま入れる土足対応、車椅子での来院にも対応した動線、2台分の駐車場と体の不自由な方やご高齢の患者さんにも、安心して通っていただける環境づくりを大切にしてきました。上大岡というターミナル駅の近くに位置しながら、地域に根差した診療を続けてこられたのも、祖父の時代から変わらないこの場所があるからこそです。患者さんの顔を長年にわたって知ることができる環境は、地域医療の根幹だと感じています。

審美へのこだわりが、患者さんの笑顔と自信を取り戻す

診療において特にこだわっているのが審美歯科です。長年参加している勉強会で知識と技術を磨き、機能的に優れているだけでなく、見た目にも美しい仕上がりを追求しています。保険診療の範囲では使用できる素材に制限があり、どうしても妥協が生じることがあります。そのような場合は患者さんとしっかり話し合い、選択肢とその違いを丁寧に伝えるよう心がけています。自費診療で質の高い素材を選んだ患者さんからは、「取れた」「壊れた」「色が変わってきた」といったトラブルが格段に減るという声をいただきます。来院の頻度が下がり、長期的な負担の軽減にもつながっています。長く診てきた患者さんの中には、口元の変化を通じて性格まで明るくなったと感じる方が少なくありません。最初は口元を隠しがちで、暗い印象だった方が、定期検診のたびに表情豊かになっていく。マスクを外して、笑顔で来てくれるようになる。そういった変化を目の当たりにすることが、この仕事の一番の喜びです。

院長ひとりだからこそ生まれる、一貫した信頼関係

現在、医師は私ひとりで、衛生士3名・受付1名・助手1名とともに診療にあたっています。毎回同じ医師が診ることで、患者さんに「この先生に任せればいい」という安心感を持っていただけると感じています。衛生士は患者さんにとって話しやすい存在でもあります。先生には言い出しにくいことも、衛生士には相談しやすいことがある。スタッフが声をしっかり拾い上げ、医院全体でサポートする体制を心がけています。設備は技工室・光学印象システム・超音波スケーラー・オペ室なども備え、インプラント・歯周病・虫歯治療から審美歯科・ホワイトニング・義歯まで幅広く対応しています。急な痛みや詰め物が取れてお越しになる方に加え、長年定期健診を続けてくださっている方も多くいます。祖父・父の代からのご縁が続くご家族もいらっしゃり、三世代にわたる地域のかかりつけ医として歴史を刻んできました。そのご縁を、これからも大切につないでいきたいと思っています。

「痛くなる前に来てほしい」。理想は、クリーニングだけで帰れる関係

私が一番理想とするのは、患者さんが治療のために来院しなくていい状態です。定期健診でお顔を見せていただき、クリーニングだけしてお帰りになる。それが究極の目標です。そのためにも、日頃の歯磨きが何より大切な土台になります。3〜4か月に一度の定期健診を続けていただければ、大きなトラブルになることはほとんどありません。一方で、治療が終わった後に足が遠のいてしまうと、長期的な差が目に見えて出てきます。定期的に通ってくださっている方とそうでない方では、歯の状態に明らかな違いが生じることも、長く診ているからこそ実感することのひとつです。日本では学校での歯科検診などの取り組みが進み、虫歯の数は以前よりかなり減ってきています。ただ、歯周病の罹患率はまだ高い水準にあります。そうした状況が少しでも改善されることを願いながら、日々の診療に向き合っています。痛みや不具合が出てからではなく、その前に来ていただくこと。費用も時間もかからない、歯を守るコツはそこにあります。食事を楽しめること、会話を楽しめること。口の健康は、人が豊かに生きていくうえでとても重要な役割を担っています。上大岡の皆さん、どうぞお気軽に顔を見せに来てください。

※上記記事は2026年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

沖津歯科診療所 沖津 決起 理事長 (SADAOKI OKITSU)

沖津歯科診療所 沖津 決起 理事長 (SADAOKI OKITSU)

  • 出身地:横浜市
  • 趣味:旅行、ゴルフ
  • 好きな場所:ヨーロッパ
  • 好きな音楽:幅広く

INFORMATION

沖津歯科診療所

電話 045-842-4578
所在地横浜市港南区上大岡西2-6-20
最寄駅上大岡駅 徒歩7分、上大岡 徒歩7分、港南中央 徒歩8分
診療時間[平日・土曜]9:30~12:00 14:00~18:00
休診日木曜・日曜・祝日
診療科目 歯科 矯正歯科