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宗定 伸 院長(あすなろ整形外科クリニック)のインタビュー

あすなろ整形外科クリニック 宗定 伸 院長

あすなろ整形外科クリニック 宗定 伸 院長 (SHIN MUNESADA)

東海大学医学部卒業後、研修医などを経て、平成5年横浜新緑総合病院の整形外科医に。平成12年には東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターに勤務する。平成17年『あすなろ整形外科クリニック』を開業(横浜市営地下鉄「センター南駅」より徒歩1分)。

「治った」が目に見える仕事に惹かれて

父が内科の開業医だったので親からの説得はありましたが、正直なところ医者になるつもりはありませんでした。高校に入ってからも、選んでいたのは地理などの文系科目でした。ただ、明確な目標も見つからないまま高校3年生の夏になり、その頃ようやく腹をくくって医学部の受験を決断したのです。
整形外科を選んだのは、目に見えて「治った」という結果が分かるためです。折れている骨をきちんと合わせて、治していく。自分の手で治療した実感が持てることは、大きな魅力でした。もっとも、進路を決定づけたのは意外な出来事でしたね。東海大学時代、整形外科を志していた友人に「教授に挨拶に行くけれど、心細いので付いてきてほしい」と頼まれて、一緒に挨拶に行ったのです。すると、その場で友人が「彼も整形外科に来ますから」と紹介してしまって。今さら引き下がるわけにもいかず、整形外科に進むことになりました。そんな後押しもありましたが(笑)。結果的に、整形外科医になり、良くなっていく患者さんを診られるのでやりがいを感じています。

医師40年目の経験で、患者さんの「不安」を「安心」に変える

都筑区での開業は、医療ビルを紹介されたことがきっかけでした。20年前の当時は、待合室から外を眺めても見えるのは空き地ばかり。人通りもほとんどなく「患者さんは来てくれるのだろうか」と不安に感じたのを覚えています。
そんな中でも変わらず大切にしてきたのは、治療法をこちらで一方的に決めないことです。選択肢をきちんと説明した上で、患者さんに選んでもらうようにしています。もう一つは、治療の経過の予測を伝えることです。「いつ治るのだろう」と不安を抱えている患者さんに、私のこれまでの経験や症例を元に「こういう経過で治っていって、3ヶ月くらいですね」と見通しをお話しするようにしています。
このように、目の前の患者さんのお話をしっかり聞いて治療に向き合い、納得して帰ってもらう。その積み重ねだったと思います。先日は「20年ぶりに来ました」という方が来てくれました。2、3歳だった赤ちゃんが大人になって、またここを訪ねてくれる。そんな瞬間に立ち会えるのは、開業医としての喜びですね。

「治る」と「症状が取れる」の違いを、正しく伝える診療を

大学病院にいた頃は救急搬送された方の緊急手術に追われ、一人の患者さんと関われるのは限られた時間でした。一方、開業してからは継続して患者さんに通っていただけるので、少しずつ状態が良くなっていくのを見られるようになりました。痛みも取れて「もう来なくて大丈夫ですよ」と伝えられるときは、私にとってもうれしい瞬間です。
現在は、整形「内科」的な視点を大切にした診療を行っています。その中で意識しているのが「治る」と「症状が取れる」は違う、という考え方です。感染症やケガを除けば、多くの病気はコントロールしながら付き合っていくものなのです。老化に伴う痛みについても「完治」はしないので、心苦しいですが正直にお伝えします。その上で、症状を和らげて日常生活に支障が出ない状態を目指します。「治る」を正しく理解してもらい、症状と上手に付き合うことこそが、これまで通りの生活を長く続けられることにつながると考えています。

リウマチ外科という専門性と地域の連携で支えるリウマチ治療

東京女子医科大学の膠原病リウマチ痛風センターに長く携わってきた経験は、今でも診療の土台になっています。リウマチを専門とする開業医はそれほど多くありません。外科系のリウマチ医の立場としては、薬の進歩により手術が必要となるケースは減ってきましたが、患者さん一人ひとりの状態を専門的な視点で判断することは大切です。周辺で開業されているリウマチ内科の先生をはじめ、必要に応じて他の医師に相談することもあります。「ここはお願いした方がいいな」と思ったときには治療を依頼し、患者さんが一番良い形で診療を受けられるよう心がけています。

気負わず通えて、話しかけやすい場所であるために

混雑しているときは難しいこともありますが、できれば診察の合間に、ちょっとした雑談に十分にお付き合いしたいと思っています。待合室に飾っている釣りのルアーや、「ジャズの帝王」と呼ばれるマイルス・デイビスのレコード、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵も、そんな会話のきっかけになればという思いから飾っています。「釣りをされるんですか?」「マイルス・デイビス、いいですよね」と、気軽に声をかけてもらえるようなクリニックでありたいですね。このようなクリニックですが、気になる症状があればどうぞ気軽にお越しください。

※上記記事は2026年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


あすなろ整形外科クリニック 宗定 伸 院長 (SHIN MUNESADA)

あすなろ整形外科クリニック 宗定 伸 院長 (SHIN MUNESADA)

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:音楽・映画鑑賞、料理を作る
  • 好きな映画:『天国からきたチャンピオン』、クリント・イーストウッドの出演作品
  • 好きな本:吉村昭『高熱隧(ずい)道』、日本の古事記・古代エジプトの関連本
  • 好きな場所:通勤途中の車の中
  • 好きな音楽:クラシック、ロック、ジャズ、サカナクション、和楽器バンド、中島みゆき、B’z、Penthouse…

INFORMATION

あすなろ整形外科クリニック

電話 045-949-1821
所在地茅ケ崎中央51-1ベルヴィル茅ヶ崎4F
最寄駅センター南駅 徒歩2分、センター北駅 徒歩13分、都筑ふれあいの丘駅 約2.0km
診療時間[月・火・水・金]9:00~12:30 15:00~18:30
[木]9:00~11:30
[土]9:00~11:30 14:00~16:30
休診日日曜・祝日
診療科目 整形外科