松尾 一樹 院長(エムズ歯科クリニック磯子)のインタビュー

エムズ歯科クリニック磯子 松尾 一樹 院長

エムズ歯科クリニック磯子 松尾 一樹 院長 (KAZUKI MATSUO)

2016年『東京科学大学歯学部(旧東京医科歯科大学)』卒業後、同大学附属病院で研修医として従事。その後、2017年『エムズ歯科クリニック』入社。2020年に『エムズ歯科クリニック能見台』院長就任。2023年理事長就任。2024年に「エムズ歯科クリニック磯子」に着任し今に至る。(京急本線 屏風浦駅 徒歩7~8分 京急本線 杉田駅 徒歩7~8分)

人生を左右するお口の健康を守るために

幼少期に病弱で医療に多く助けられた経験や、身内に看護師をはじめとする医療従事者が多かったことから、自然に医療の道を志すようになりました。当初は医師を目指していましたが、最終的に歯学部へ進学する道を選びました。実際に歯科医療の現場に携わる中で強く実感しているのは、この仕事が患者さんの人生に大きく影響を与える、非常に責任の重いものであるということです。特に、食生活に深く関わる歯科治療は、患者さんの生活の質を左右するため、日々その重責を感じながら治療に臨んでいます。そのため、卒業後も常に新しい知識や技術を学び続ける必要があると痛感しており、それこそが私の歯科医師としての原動力になっています。当クリニックの根幹にあるのは「患者さん第一」という理念です。医療機関である以上、スタッフや他の医師への配慮も当然大切ですが、どのような場面でも常に患者さんを最優先に考える姿勢を大切にしています。時には私自身が不便を感じたり、周囲に一時的な負担が生じることもあります。しかし、患者さんにとって最善の選択を貫くことが、私たちの揺るぎない方針です。この「患者さんファースト」の考え方は、当院のすべての診療活動の基盤となっています。

患者さん第一主義を体現する最新設備と人材

「患者さん第一主義」を実現するため、当院では最新設備の導入と治療技術の向上に力を注いでいます。治療の質を高め、患者さんの負担を軽減するために、常に最先端の医療技術を取り入れる努力を重ねています。たとえば、肉眼では確認が難しい微細な病変や構造を拡大して把握できる「歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)」はすでに導入済みです。これにより、より精密で確実な処置が可能になります。また、従来の粘土を使った型取りに代わり、口腔内をスキャンして3Dデータを作成する「口腔内スキャナー」も活用しています。型取り時の不快感が大幅に軽減されるうえ、技工物の精度も向上します。スキャンは非常にスピーディーで、「もう終わったの?」と驚かれる患者さんも少なくありません。さらに、顎の骨や歯の状態を三次元的に把握できる「CTスキャナー」も導入しており、より安全かつ的確な治療計画の立案が可能になっています。もちろん、設備だけでなく人的リソースも重要です。当院ではスタッフ一人ひとりに責任を持ち、新人にも丁寧なサポートを行っています。定期的な勉強会の実施や資格取得の支援を通じて、常に優秀なスタッフが活躍できる体制を整えています。

歯の未来を拓くインプラントと矯正治療の革新

当クリニックが特に力を入れているのが、インプラント治療と矯正治療です。これらは、他の歯科医院と比べても当院の強みであると自負しています。インプラント治療では、当院に在籍するすべての歯科医師がインプラント学会に所属し、複数の医師が専門資格を保有しています。高度な技術を要する治療のため、若手医師が担当する場合でも、必ず資格を持った上司と連携して対応する体制を整えており、担当医による技術のばらつきが出ないよう努めています。もう一つの強みである矯正治療では、インビザラインに代表される目立ちにくいマウスピース矯正を積極的に採用しています。これにより、従来のワイヤー矯正に抵抗があった方でも、気軽に治療を始めやすくなりました。さらに、治療期間の短縮にも取り組んでいます。整形外科で骨折治療に使用される「加速装置」をインビザラインと併用することで、歯の動きを理論上2倍に加速させることが可能になります。目立たず、かつ治療期間も短縮できるこの手法は、患者さんにとって大きなメリットです。専門クリニックでなくとも、地域でここまで充実した矯正治療を提供できることは、当院の大きな特長であると考えています。

当院が大切にする「届ける医療」

当院では、地域医療の一環として「訪問歯科診療」に特に力を入れています。クリニックを中心に半径16キロメートル以内が訪問診療の対象であり、この範囲内には、来院が困難な方も多く、そうした方々に医療を届けることは不可欠です。すべての歯科医師が週に1回、訪問診療を行うシフトを組み、ご自宅だけでなく介護施設へも積極的に訪問しています。特に介護施設では、入居者が100名を超えることもあり、訪問の需要の高さを日々実感しています。磯子地域は坂が多く、重い機材を抱えての移動は決して楽ではありません。雪の日には車の運転も困難で、駐車場の確保にも苦労します。ときにはコインパーキングに車を停め、5~10分歩いて訪問することもあります。真夏の暑さの中での移動はスタッフにとっても過酷ですが、「地域に医療を届ける」という使命感を持って取り組んでいます。
今後の課題は、自ら来院できない状況にある方が、訪問歯科診療の存在を知らない、という点です。今後は「訪問診療を行っている」という情報を、より積極的に地域へ発信していきたいと考えています。また、訪問診療だけでは地域全体のニーズに応えきれないのも事実です。そのため、地域のデンタルIQを向上させることも重視し、歯磨き指導や保育園での検診など、予防の観点からも地域への貢献を進めています。

磯子地域の温かい患者層と未来への展望

磯子地域にお住まいの患者さんは、他の地域と比べて年齢層がやや高めで、歯の欠損や「食事がしにくい」といったお悩みで来院される方が多い印象です。入れ歯やインプラントによって再び快適な食生活を送りたいというご希望が多く寄せられています。この地域の患者さんは穏やかで寛容な方が多く、急患対応などで予約時間にズレが生じた場合でも、理解を示してくださることがほとんどです。以前のように少しの待ち時間で叱責されるようなことは、この地域ではほとんどありません。東京などの都市部と比べても、温かくゆったりとした雰囲気が特徴だと感じています。一方、歯科業界全体では人手不足が深刻化しており、歯科助手や歯科医師の確保が難しくなってきています。そこで、歯科助手が栄養士の資格を取得するなど、新たなキャリアパスを提示し、人材育成の強化を図っていきたいと考えています。当院では、一般診療はもちろん、インプラントや矯正治療といった専門性の高い治療にも対応しています。祝日を除き毎日診療を行っておりますので、お口に関するお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。「患者さん第一」の医療を、ぜひご体験いただければ幸いです。

 

※上記記事は2025年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

エムズ歯科クリニック磯子 松尾 一樹 院長 (KAZUKI MATSUO)

エムズ歯科クリニック磯子 松尾 一樹 院長 (KAZUKI MATSUO)

  • 出身地:香川県
  • 趣味:ゴルフ
  • 好きな場所:銭湯、温泉
  • 好きな音楽:「BUMP OF CHICKEN」「ASIAN KUNG-FU GENERATION」
  • 好きな映画:「オーシャンズシリーズ」
  • 好きな著者:森見登美彦
  • 好きな言葉:「終始一誠意」

INFORMATION

エムズ歯科クリニック磯子

電話 045-769-2866
所在地中原3-5-22
最寄駅杉田駅 徒歩9分、屏風浦駅 徒歩9分、新杉田駅 徒歩11分
診療時間9:00~13:00 14:00~17:30
休診日祝日
診療科目 歯科 矯正歯科 小児歯科 訪問歯科診療 口腔外科