鈴木 純子 代表(黄土よもぎ蒸しサロン fil)のインタビュー

黄土よもぎ蒸しサロン fil 鈴木 純子 代表

黄土よもぎ蒸しサロン fil 鈴木 純子 代表 (JUNKO SUZUKI)

高校を卒業後、医療事務として従事する。結婚出産を経てよもぎ蒸しと出会い、地元金沢区で『黄土よもぎ蒸しサロン fil(フィル)』を開業。約10年以上地域の方の健康を支える。
(京浜急行 能見台駅 徒歩5分)

よもぎ蒸しと出会っていなければ、今ここに立っていなかったかもしれません

医療事務の資格を取得し、病院に勤務した後、結婚・出産を経て子育てがひと段落した頃のことです。私は体を崩しました。それまでは企業で営業のような仕事をしていましたが、その不調をきっかけに自分の健康と真剣に向き合うことになりました。「体を温めることから始めてみよう」と思い立ち、漢方の勉強を重ねる中でたどり着いたのが「よもぎ蒸し」でした。
きっかけは、韓国にルーツを持つ知人が営む韓国料理店で、現在の師匠にあたる韓国の方と出会ったことです。「冷えているから一度試してみなさい」と勧められ、半信半疑で始めたものの、根気よく通い続けていくうちに体調が目に見えて改善していきました。
元々貧血があり、常に体が冷えている状態だったのが、よもぎ蒸しを続けることでそれまで大きな病院に定期通院していたのが、地元のクリニックで診てもらえるようになったのです。自分でも驚くほどの変化でした。この体験があるからこそ、自信を持ってお客様にお勧めできる。自分自身が実感したこの変化を、地元・金沢区の方々にも届けたい。その思いから、能見台に「fil(フィル)」をオープンしました。サロンとしての開業前には漢方の知識をしっかりと身につけ、漢方コーディネーター・薬膳調整師の資格も取得しました。体で感じたことを、知識としても裏付けたかったからです。

そもそも、よもぎ蒸しとはどんなものなのか

穴の開いた専用椅子に腰かけ、下から漢方を炊いた蒸気を当てる温熱療法です。蒸気が経皮・粘膜から体に取り込まれるのが特徴で、元々は600年以上前の韓国で、産後の子宮の状態を回復させるために病院や産院で行われたのが始まりとされています。産後ケアのための医療的な知恵が、長い年月をかけて広く健康法として定着してきたものです。体を芯から温めることで腰痛や肩こりの緩和、冷え性の改善、お肌のコンディション向上などが期待できます。
薬草の中には安眠効果の高いものも含まれており、「ここに来るとよく眠れる」という声も多くいただいています。私自身がそうでしたが、血流が良くなることで生理痛やPMS(月経前症候群)の症状が和らいだり、生理周期が整ってきたりと、婦人科系のお悩みを抱える方にも実感していただけることが多いです。お母さんに連れられて来る学生のお子さんも、通ううちに症状が楽になったと喜ばれています。
岩盤浴やゲルマニウムも体を温める良い方法であることは確かで、機会があればぜひ行っていただきたいとお伝えしています。特に、熱い環境が苦手という方でも、よもぎ蒸しなら無理なく取り入れられるという方が多くいらっしゃいます。さらによもぎ蒸しはそこに漢方の力がプラスされる点が大きな違いです。経皮・粘膜から漢方の成分が直接体に入ることで、ただ温めるだけでは得られない効果が生まれます。なお漢方のアレルギーをお持ちの方は残念ながらご利用いただけませんが、そうでない方にはぜひ一度体験していただきたいと思っています。

filが何よりこだわる「黄土(おうど)の椅子」

よもぎ蒸しの椅子に、こんなに差があるとご存じですか。よもぎ蒸しのお店は最近とても増えていますが、多くのサロンではプラスチック製や木製の椅子が使われています。芸能人の方がよもぎ蒸しをしている様子をメディアで見かけることも増えましたが、木の椅子を使っているケースがほとんどです。私自身、最初は木の椅子で施術を受けていた時期もありました。師匠と出会い「黄土」という素材を知って初めて、その違いに気づいたのです。
黄土の椅子は遠赤外線を放出することで体の芯から温める力があります。木やプラスチックでは下から熱い蒸気を当てているだけになってしまい、漢方の有効成分が体に届きにくい。黄土を使うことで漢方がしっかりと吸収され、体への改善効果が格段に変わります。実際に木の椅子から黄土の椅子に替えた方は、その違いをはっきりと体感されます。知らずに木の椅子のサロンに通い続けていると、それが当たり前になってしまいますが、改善の速さと深さがまったく異なるのです。
600年以上にわたって韓国で続いてきた本来のよもぎ蒸しが黄土を使うのは、それだけの理由があるからだと確信しています。「黄土だよ、黄土だよ」と口うるさいくらいお伝えしているのは、それほど大切なポイントだからです。椅子だけでなく、使用する薬草や水にもこだわっていますが、まず椅子の素材が根本になると考えています。filでは黄土の椅子を4台用意しており、最大4名様まで一緒に体験していただけます。

汗の量より「吸収」を大切に。温熱療法との正しい向き合い方

温熱療法と聞くと、「たくさん汗をかいた方がデトックスになる」とイメージする方が多いかもしれません。しかし汗の量と老廃物の排出量は必ずしも比例するわけではありません。毎日体調は異なりますし、よく汗が出る日もあれば出にくい日もある。人間ですから、毎回同じではないのです。汗をかくことに一生懸命になるより、「漢方をどれだけ体に吸収して帰れるか」という視点に切り替えていただくことが、よもぎ蒸しの本質的な楽しみ方だと思っています。
漢方は継続することで効果が積み重なるもので、1年後、3年後、5年後と時間をかけて体は変わっていきます。すぐに結果を求めず、長く続けることで体質そのものが変わっていく感覚を、多くのお客様が実感されています。「体を変えようと思った日が吉日」という言葉が好きで、お客様にもよくお伝えしています。焦らず長い目で続けていただければ幸いです。セッションの時間は季節によって異なり、冬場は着替えを含めて約1時間10分です。温熱療法である以上、のぼせてしまうこともあるため、施術中は安全面を大切に、私も必ずそばで一人ひとりの状態を見ながら寄り添っています。個室で「何かあればベルを」というスタイルのサロンもありますが、会話の中でお客様の体の状態が伝わってくることも多いので、一緒にいることを大切にしています。

地域のつながりが生まれる、心のデトックスができる場所

filに通ってくださる方は、冷え性や健康への意識、妊活、慢性的な不調の改善など目的はさまざまです。お子さんのアトピーや肌荒れのために来られる方もいらっしゃいます。女性限定のサロンですが、お子さんに限ってはご一緒いただけます。小さなお子さんはお母さんに抱っこしてもらいながら、蒸気に少し触れるだけでも肌に効果が出ることがあります。広告を一切出していないにもかかわらず、約7割がお客様のご紹介で来てくださっていて、地道に口コミが広がってきたことは何より嬉しいことです。
個人サロンという距離の近さから、体のことだけでなく日々の悩みをお話しくださる方も多くいらっしゃいます。ここでお聞きしたことを外で口にすることは絶対にない。その信頼関係を何より大切にし、体のケアと同時に「心のデトックス」もできる場所でありたいと思っています。4名まで一緒に入れる環境もあって、顔見知りになったお客様同士が自然と会話を楽しまれたり、地域のお店情報を共有し合ったりと、能見台ならではの温かいつながりが生まれています。「また会いましたね」とお客様同士が声をかけ合う光景は、見ていてとても嬉しい瞬間です。
施術後にはナツメと生姜入りの温かいドリンクなどをご用意しており、「これを楽しみに来ています」という声もいただいています。これからも体が改善した喜びをお客様とともに実感しながら、おばあちゃんになってもこのサロンを長く続けていけたらと思っています。よもぎ蒸しの後に近くでランチを楽しまれるような、そんな一日の一部になれたら嬉しいです。

 

※上記記事は2026年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

 

黄土よもぎ蒸しサロン fil 鈴木 純子 代表 (JUNKO SUZUKI)

黄土よもぎ蒸しサロン fil 鈴木 純子 代表 (JUNKO SUZUKI)

  • 出身地:横浜市金沢区
  • 趣味:登山、スノーボード
  • 好きな場所:山、屋久島
  • 好きな音楽:JUJU
  • 好きな映画:幅広く
  • 好きな本:神社仏閣関連の本

INFORMATION

黄土よもぎ蒸しサロン fil

電話 090-5459-0916
所在地能見台通22-7MHビル301号室
最寄駅能見台駅 徒歩6分
営業時間10:00~20:00 (完全予約制) 
定休日不定休(スケジュールをご確認ください)
支払方法現金・電子マネー
Web https://ameblo.jp/jun021821/
SNS
ジャンル よもぎ蒸し
特徴 ●よもぎ蒸し●冷え性改善●むくみ● 腰痛●更年期障害● 美肌効果●アンチエイジング効果●デドックス効果● リラックス効果●生理不順 ● 生理痛(婦人科系の効果)●PMS●不妊症●産後のケア●花粉症●アトピー性皮膚炎●貧血予防●安眠効果●胃腸の強化