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近田 正英 院長(横浜甦生病院)のインタビュー

横浜甦生病院 近田 正英 院長

横浜甦生病院 近田 正英 院長 (MASAHIDE CHIKADA)

東京大学医学部 卒業。同附属病院胸部外科 入局。東京共済病院、国保旭中央病院を経て、東京大学胸部外科助手。米国国立衛生研究所(研究員)留学を経て、国立成育医療センター(旧:国立小児病院)心臓外科医員。聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科 教授を経て、『横浜甦生病院』院長に就任(相鉄線「瀬谷駅」より徒歩7分)。

弟の入院体験が導いた医師への道

子どもの頃、弟が病気で小児科に入院したことが医師を志すきっかけになりました。小学生の頃の体験ですが、そのときに出会った小児科の医師に憧れ、「自分もこういう仕事をしたい」と自然に思うようになったのです。
その後、大学に進み、元々は小児科を志していましたが、当時は大学の事情もあって小児科での研修が難しい状況でした。そうした中で、心臓外科の先生との出会いがあり、外科の道へと進むことになります。結果的には小児の心臓を扱う分野に関わることになり、当初の思いともつながる形でキャリアを築いてきました。
アメリカでの留学も経験し、帰国後は国立成育医療センター(旧:国立小児病院)で小児心臓外科に携わりました。その後、聖マリアンナ医科大学では小児分野を中心に、成人の診療もサポートする立場で診療にあたってきました。
そうした経験を重ね、2025年4月に当院へ着任し、同年7月から院長を務めています。

地域を支える病院として ― 外来から入院まで切れ目のない医療体制 ―

当院は1968年に開設された地域密着型の病院で、長くこの地域の医療を支えてきました。現在は外来診療と病棟管理を中心に、入院医療にも力を入れています。
診療科としては、循環器をはじめ、呼吸器、消化器、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科など幅広く対応しており、一般的な症状であれば院内で完結できる体制となっており、必要に応じて専門医同士で連携しながら診療を進め、さらに高度な専門性が求められる場合には近隣の医療機関と連携しています。
また、当院の特徴の一つとして、入院透析に対応している点が挙げられます。腎不全で通院が難しい方にも対応できる環境を整えており、患者さんの状況に応じた柔軟な医療提供を心がけています。救急搬送の受け入れも行っており、地域の中で頼っていただける存在でありたいと考えています。

院内で完結する診断体制とさらなる拡充へ

検査体制については、採血などの院内検査に加え、レントゲン、CT、超音波検査といった基本的な検査は一通り院内で対応可能です。MRIはありませんが、初期診断として必要な検査はほぼ当院で完結できる体制を整えています。
リハビリについても理学療法士が在籍しており、主に入院患者さんを中心に対応していますが、外来の方にもご利用いただけます。今後は整形外科の常勤医の着任により、外来からリハビリへとつながる流れもさらに強化していく予定です。
また、内視鏡診療についても体制を拡充しており、医師が増員されることで、検査だけでなく治療の幅も広がっていくと見込んでおり、例えば入院下での内視鏡治療など、より高度な対応が院内で可能になると考えています。

在宅から入院まで支える包括的な医療

訪問診療では、主に特別養護老人ホームやグループホームなどの施設を中心に定期的な診療を行っています。施設で体調を崩された患者さんを当院で受け入れ、回復後に再び施設へ戻っていただくといった連携も日常的に行っています。個人宅への訪問は数として多くはないもの、通院が難しくなった方や退院後のフォローが必要な方については対応しており、患者さんの生活環境に合わせた医療を提供することを大切にしています。
また、当院には歴史ある緩和ケア病棟があります。がんの終末期医療をはじめ、専門スタッフによるケアを提供しており、在宅医療との連携も可能です。状態に応じて在宅から入院、あるいはその逆といった柔軟な対応ができる点は、小規模病院としての強みの一つだと考えています。

地域のみなさんへメッセージ

病院というと、どうしても敷居が高いと感じる方も多いかもしれませんが、当院はできるだけ気軽に利用していただける存在でありたいと考えています。外来はもちろんですが、当院の特徴は入院に柔軟に対応できる点にあります。急性期病院のように常に満床というわけではなく、状況に応じて入院を受け入れる余裕があります。介護が大変なときや、一時的にご自宅での対応が難しいときなど、短期間の入院にも対応しています。実際に、ご家族の事情に合わせ、ご家族同時に入院を受け入れるといったケースもありました。そうした柔軟な対応ができることも、地域に根ざした病院としての役割だと思っています。
クリニックとは異なり、外来から入院、そしてその後のフォローまで一貫して関わることができる点は大きな強みです。地域の皆さんにとって「困ったときにまず相談できる場所」であり続けたいと考えています。どんな些細なことでも構いませんので、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

※上記記事は2026年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

横浜甦生病院 近田 正英 院長 (MASAHIDE CHIKADA)

横浜甦生病院 近田 正英 院長 (MASAHIDE CHIKADA)

  • 出身地:三重県
  • 趣味:旅行、スポーツ観戦
  • 好きな本・作家:推理小説/東野圭吾、池井戸潤
  • 好きな映画:アニメからSF・アクションまで洋の東西を問わず幅広く
  • 好きな音楽:ado からクラシックまで幅広く
  • 好きな観光地:国内外の世界遺産
  • 座右の銘:人間万事塞翁が馬

INFORMATION

電話 045-302-5001
所在地瀬谷神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-30-30
最寄駅瀬谷駅 徒歩7分、三ツ境駅 約2.4km
診療時間[月曜~土曜]9:00~12:00 14:00~17:00
休診日日曜・祝日
診療科目 内科 外科 整形外科 形成外科 皮膚科 耳鼻いんこう科 人工透析内科