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中澤 祐一 院長(なかざわ歯科クリニック)のインタビュー

なかざわ歯科クリニック 中澤 祐一 院長

なかざわ歯科クリニック 中澤 祐一 院長 (YUICHI NAKAZAWA)

1988年東京歯科大学卒。1992年東京歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)。
1992年~1999年東京歯科大学病院(助手・講師)。1999年~2003年 (株)損保ジャパン 歯科診療所(嘱託歯科医)。
2003年 なかざわ歯科クリニック開業。
日本歯科保存学会 専門医・指導医
日本接着歯学会 専門医・指導医
東京歯科大学非常勤講師

医師の父のもとで医療を身近に感じ、歯の健康が全身の健康につながると実感

私は医師の父のもと、幼い頃から医療が身近にある環境で育ち、将来は医療を通じて社会に貢献したいと考えていました。しかし、父自身はお口の健康にあまり気を配っておらず、気づけば歯を失い、やがて軟らかいものしか食べられなくなりました。すると、食事を楽しむことができなくなり、栄養が偏り、次第に体力も衰えていったのです。そんな父の姿を見て、私は「歯の健康が全身の健康につながっている」ことを強く実感しました。美味しいものを味わい、家族や友人と食卓を囲み、会話を楽しむ——そんな日常の幸せは、歯を失うことで奪われてしまうのです。しっかり噛める歯があるからこそ、栄養を十分に摂ることができ、体力や免疫力を維持できるのだと気づきました。この経験を通じて、私は「歯を守ること」の大切さを深く心に刻み、歯科医師の道を志しました。

できるだけ歯を削らず、将来のリスクを抑える治療

私は37年間(2025年現在)、歯をできる限り保存する専門医として「歯を守ること」にこだわりながら診療を続けてきました。ただ単に悪くなった歯を治すのではなく、できるだけ削らず、将来的なリスクを最小限に抑える治療を大切にしています。歯の一番外側にあるエナメル質には、細菌から歯を守る大切な役割があります。しかし、一度削ってしまうと、治療を繰り返すうちに歯が弱り、最終的には抜歯に至る可能性が高くなります。そのため、必要以上に削らず、経過を見守りながら、お口の健康を長く保つ方法を一緒に考えていくことが重要だと考えています。また、私は治療にあたる際、患者さん一人ひとりの価値観や生活環境を大切にし、地域の人々に寄り添った医療を提供することを使命だと感じています。歯の状態だけでなく、生活習慣や食事のことまで詳しく伺い、それぞれに合った最適な治療やアドバイスを心がけています。診療の中で「医学的に正しい選択が、目の前の患者さんにとって本当に最善なのか」と悩むこともあります。例えば、高齢の患者さんに負担の大きい治療を勧めるべきか、それとも生活の質を優先すべきか。正しい診断や治療計画を立てることはもちろん重要ですが、それ以上に「この患者さんにとって最も良い選択は何か」を常に考え続けることが、歯科医師として大切な姿勢だと思っています。患者さんの「歯を残すこと」を第一に考え、誠実で最善の治療を提供する、この姿勢は、大学病院での研究と臨床経験を積み重ねてきたことが、大きな支えになっているのかもしれません。

歯科治療は「生活の質」を支える― 患者さんの輝く笑顔を見て

歯科医療は「治すこと」だけでなく、「予防すること」も重要です。虫歯や歯周病は、日頃のケアと適切な管理によって防ぐことができます。そして、もう一つ大切なのは、お口の機能を維持し、向上させることです。高齢化が進む中で、噛む力や飲み込む力が低下すると、誤嚥性肺炎や低栄養のリスクが高まります。実際、診療の現場でも「噛む力が落ちて、食事が思うようにできない」と悩む患者さんが増えています。しかし、適切な治療とトレーニングを行うことで、再びしっかりと食事を楽しめるようになった方も少なくありません。歯科医療は単に歯を治すだけではなく、その人の「生活の質」を支えるものだと、患者さんの治療経過を通じて実感しています。先日、あるご高齢の患者さんが「先生、この歳になっても自分の歯で食べられるって、本当に幸せなことですね」と、心からの笑顔でおっしゃいました。その輝く表情を見たとき、歯科医師の仕事は単に歯を治療することだけではなく、患者さんが毎日の食事を美味しく味わい、大切な人と楽しく会話をし、笑顔で過ごせるように支えることなのだと、改めて感じました。食べることは「生きること」そのものであり、人生の楽しみの一つでもあります。歯科医師として、これからも患者さんの生活の質を支えるお手伝いをしていきたいと思います。

歯の健康は全身の健康と密接に関連 ― 多職種連携によるチーム医療

歯の健康は全身の健康と深く関わっており、糖尿病や心疾患といった全身疾患とも密接な関連があります。そのため、当院では多職種連携によるチーム医療を重視しています。例えば、ある糖尿病の患者さんが歯周病の悪化によって血糖コントロールが難しくなっていた際、医師と連携しながら適切な治療を進めることで、症状の改善につなげることができました。このように、医師や看護師、薬剤師、介護職の方々と協力し、患者さん一人ひとりに寄り添った包括的な医療を提供することが大切だと考えています。特に、高齢化が進む中で、歯科医療の役割はますます重要になってくるでしょう。診療では、常に患者さんに寄り添うことを第一に考えています。例えば、高齢の患者さんが入れ歯の不具合を訴えた際、単に調整するだけでなく、生活習慣や食事内容まで詳しくお伺いし、より快適に過ごせる方法を提案しました。技術だけでなく、患者さんの気持ちに寄り添うことが、より良い治療につながると実感しています。また、通院が難しい方への配慮も欠かせません。仕事が忙しく、なかなか通院できない患者さんには、治療計画を柔軟に調整し、無理なく継続できるよう工夫しました。さらに、急患対応もかかりつけ歯科医としての大切な役割です。例えば、夜遅くに歯の痛みを訴える患者さんがいた際には、翌日すぐに痛みを和らげる治療を行いました。「すぐに対応してくれて助かった」と言っていただいたとき、この仕事のやりがいを改めて感じました。これからも、患者さんが安心して治療を受けられるよう、多職種と連携しながら最善の医療を提供していきたいと思います。

地域の皆さまが生涯にわたって豊かな生活を送れるよう

皆さまが生涯にわたって健康なお口を維持し、豊かな生活を送れるよう、全力でサポートしていきます。虫歯や歯周病の治療はもちろん、それらを未然に防ぐための予防にも力を入れ、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った診療を心がけています。お口の健康は、全身の健康にも深く関わっています。そのため、歯科の役割はますます重要になっています。患者さんが安心して通える歯科医院であるために、わかりやすい説明と丁寧な治療を大切にし、どんな小さな疑問や不安にも真摯に向き合うことをお約束します。「こんなこと相談してもいいのかな?」と思うようなことでも、ぜひお気軽にお声がけください。お口の健康は、ちょっとした気づきや習慣の変化で守れるものも多くあります。診療の際には、その方に必要なことをお伝えしていますが、すぐに理解できなくても大丈夫です。それぞれのペースに合わせて、一歩ずつ健康をサポートしていければと思っています。これからも、地域の皆さまにとって気軽に相談できる歯科医師であり続けるために、研鑽を重ね、一人ひとりの患者さんと真摯に向き合いながら、それぞれのライフスタイルに寄り添った温かみのある歯科医療を提供してまいります。

 

※上記記事は2025年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

なかざわ歯科クリニック 中澤 祐一 院長 (YUICHI NAKAZAWA)

なかざわ歯科クリニック 中澤 祐一 院長 (YUICHI NAKAZAWA)

  • 出身地:千葉県
  • 趣味・特技:旅行
  • 好きな本・愛読書:ドクター作家の医療小説「泣くな研修医」(中山祐次郎)
  • 好きな言葉:初心貫徹
  • 好きな場所:空港

INFORMATION

なかざわ歯科クリニック

電話 045-367-4180
所在地三ツ境21 大岡ビル104
最寄駅三ツ境駅 徒歩6分、瀬谷駅 約2.2km、二俣川駅 約3.3km
診療時間[平日]9:00~12:00 14:00~18:00
[土曜]9:00~12:00 14:00~17:00
休診日木曜・日曜・祝日
診療科目 歯科 小児歯科