ささき矯正歯科クリニック 佐々木 光司 院長 (KOUJI SASAKI)
『鶴見大学歯学部』を卒業後、大学病院での勤務を経て、1987年に『ささき矯正歯科クリニック』を横浜市戸塚区に開業し今に至る。(JR東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン/横浜市営地下鉄「戸塚駅」東口より徒歩3分)
歯科医師の家系に生まれ、自然と歩みはじめた白衣への道

出身は山形県の酒田市です。祖父も父も歯科医師で、私が3代目になります。父は地元の酒田で自宅兼診療所を開いており、幼い頃から歯科というものが日常の風景としてすぐそばにありました。診察室の空気も、器具の音も、ごく普通の日常でした。物心ついたときには診療の気配があり、歯科医師という仕事がごく自然な選択肢として視野に入っていたのだと思います。進路を考えるときも、迷いよりも「この道に進むのだろう」という感覚の方が強かったですね。『鶴見大学歯学部』に入学し、授業や実習を通じて様々な分野に触れるうちに、6年生のころに矯正歯科という世界に強く引かれました。歯が少しずつ動き、噛み合わせが整っていく変化の美しさと治療の奥深さに、「この道に進もう」と心が決まったのです。歯を削るのとはまた違う、力をかけながらじっくりと形を整えていくプロセスに、独特の魅力を感じました。その思いは今も変わらず、また息子2人が自分の意思で同じ鶴見大学の矯正に進んだと知ったときは、言葉にできない嬉しさがありました。特に意識して勧めたわけではなく、それぞれが自然にこの道を選んでくれたことが、何より嬉しかったです。
戸塚との縁、ここに根を張ることを選んだ理由
開業の地として戸塚を選んだのには、いくつかの縁がありました。矯正の医局時代にお世話になった先生が戸塚に住んでおり、何度か足を運ぶうちに街並みの雰囲気が気に入っていました。落ち着いた住宅街でありながら、駅からも近い。生活感のある町並みが、自分の目指す診療スタイルとも重なるような気がしたのです。それが後押しとなり、この地での開業を決断しました。来院される方は戸塚をはじめ、泉区・栄区・南区など近隣エリアが中心です。小さなお子さんから50代の方まで幅広い年代に通っていただいており、審美面と機能面、それぞれのお気持ちに寄り添いながら治療にあたっています。「しっかり噛めるようになりたい」という機能面のご要望も、「口元を綺麗にしたい」という審美面のご希望も、どちらも大切に受け止めながら、お一人おひとりに向き合っています。矯正に対するイメージが以前より身近になってきたことは、歯科医師として素直に嬉しく思っています。昔は装置をつけていると少し特別な目で見られることもありましたが、今はそういった雰囲気もだいぶなくなってきました。
「最新=最良」ではない。確かなエビデンスを軸にした診療哲学

日々の治療で最も大切にしているのは「確かな治療をする」ということです。新しい治療法は常に生まれていますが、新しいものがすべてにおいて優れているとは限りません。長年の研究と症例の積み重ねの中で確立されてきた方法をしっかりベースに置き、新しい知見と照らし合わせながら判断していく。その姿勢を崩さないことが、患者さんのためになると考えています。新しいものが本当に良いかどうかは、時間をかけて確認しながら取り入れることが大切です。矯正治療のメリットは、見た目の改善だけではありません。歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが下がります。80歳で20本の歯を残している方の多くは、歯並びや噛み合わせが良いという報告もあります。歯は一生使うものだからこそ、若いうちから整えておくことが、長く健康な歯を保つことにつながるのです。また、歯並びが整うと口元も美しくなり、笑顔にも自信が生まれます。治療を重ねるうちに表情が明るくなり、自信を持つ患者さんの姿を見るたびに、改めてこの仕事を選んで良かったと感じます。
認定医が揃うチーム力と、医院に自然と生まれる笑顔
当院では、ドクターのほぼ全員が日本矯正歯科学会の認定医資格を持っています。私がすべての治療をチェックしながら進めていますが、資格を持ったドクターが担当することは、来院される方にとっても受付や助手のスタッフにとっても安心につながります。大学でキャリアを積み、認定医として多くの症例に向き合ってきた経験は、日々の診療の土台になっています。矯正専門医院として、その体制を守り続けることを大切にしています。もうひとつ誇りに思っているのが、スタッフとドクターのチームワークです。休憩時間でも自然と笑顔が生まれ、働いていて楽しいと感じてもらえる雰囲気があります。仕事には厳しさも必要ですが、楽しさも同じくらい大切だと思っています。患者さんが最初に接するのはスタッフの挨拶や対応です。その入口が温かいものであれば、治療への不安も少し和らぐのではないかと感じています。治療を終えた患者さんからいただくアンケートに「ドクターやスタッフの対応が優しかった」という声が届くたびに、スタッフへの感謝とともにこの仕事の喜びを感じています。
矯正は「外れたあと」も大事。地域の歯の健康を守るために
矯正治療は、装置が外れたあとも終わりではありません。リテーナーと呼ばれる安定装置を最低3年ほど使い続けることで、整えた歯並びを維持できます。7〜8歳からスタートした場合、長いと10年以上のお付き合いになることもあります。治った後もきちんとフォローしていかないと安定しないのが矯正治療の特性で、その長い経過を一緒に歩んでいくことが本質だと考えています。装置が外れてからが、ある意味では本番とも言えるかもしれません。また地域への思いも変わりません。歯科医師会を通じて行政と連携し、学校健診など地域に根ざした活動にも携わっています。一人の歯科医師としてできることには限りがありますが、地域の先生方と協力し合いながら、戸塚区の皆さんの歯の健康を守っていきたいと思っています。歯の健康は全身の健康につながるもの。皆さんの意識が高まってきたことは嬉しいですが、定期的な歯科検診をさらに習慣にしていただき、生涯にわたって健康な歯を保っていただければ幸いです。
※上記記事は2026年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ささき矯正歯科クリニック 佐々木 光司 院長 (KOUJI SASAKI)
ささき矯正歯科クリニック 佐々木 光司 院長 (KOUJI SASAKI)
- 出身地:山形県(酒田市)
- 趣味:ゴルフ・ダイビング
- 好きな場所:沖縄・モルディブ
- 好きな音楽:ソウルミュージック
- 好きな映画:キリング・フィールド・フラガール
- 座右の銘:強くなければ生きていけないやさしくなければ生きていく資格がない

