戸塚むらしげ歯科 村重 仁崇 院長 (MASATAKA MURASHIGE)
『徳島大学歯学部』卒業後、兵庫県の大型歯科医院に勤務し、予防を中心とした診療スタイルを学ぶ。その後出身である横浜に戻り戸塚にて『戸塚むらしげ歯科』を開業し今に至る。(神奈川中央交通 上矢部バス停 徒歩1分)
先生に憧れた少年時代。歯科医師への道は「かっこいい」という思いから

歯科医師になろうと、はっきりとしたきっかけがあったわけではありません。両親も歯科医師や医療系の仕事をしていたわけではなく、強いて言うなら、私自身が昔から歯が悪く、よく歯医者さんに通っていたことが原点だと思います。治療してもらう中で、身近にこういう仕事があるのだと感じ、素直にかっこいいなというイメージを抱くようになりました。18歳の受験期にその記憶がよみがえり、いくつかの候補の中から歯科医師になることを決めて関東を離れ、『徳島大学歯学部』へ進みました。学生時代は日々の実習や試験、部活動をこなすだけで精一杯であり、正直なところ仕事のイメージと現実が一致しているかを実感する余裕はなかったというのが本音です。試験の数が多くすべて必修だったため大変な面もありましたが、人数が少ない分、皆で助け合いながら過ごせたことは楽しい思い出として残っています。仕事の輪郭がはっきりしてきたのは、研修や6年生になった頃でした。患者さんと向き合う際に大切なのはコミュニケーションだと改めて実感しました。丁寧に対話をしたうえで自分が良いと思うことを行い、それが患者さんにとってもプラスに働いてお互いに良い状態で終えられたとき、やりがいを今も変わらず感じています。
徳島・兵庫での研鑽を経て、生まれ育った横浜・戸塚の地で開業を決意
『徳島大学歯学部』卒業後は兵庫県の大型の歯科医院に長く勤務し、経験を積んでいきました。関西で開業する道も少し頭にありましたが、出身である横浜に戻って開業しようと一念発起し、思い立ってからオープンまで1年半ほど時間をかけて準備を進めたのです。出身は横浜市中区ですが、大学は徳島、その後は兵庫へと全国をうろうろしていたため、まずは横浜市という単位で戻ってこようと考えました。兵庫県で勤めていた医院は予防を中心とした大型クリニックで、いわゆるベッドタウンのような雰囲気の場所でした。同じような診療スタイルで喜んでいただける場所を、横浜の中でもベッドタウンと呼ばれるエリアを中心に、車で通いやすいかどうかも含めて広く探しました。そうしてご縁があったのがこの上矢部という場所です。実際に足を運んだとき、子どもから高齢の方まで、あらゆる年代の患者さんに医療を提供してきた経験をそのまま活かせる場所だと感じ、ここに開業を決めました。
「まず理解してもらう」ことを大切にした、パートナーのような診療スタイル

日頃の診療で心がけているのは、患者さんにしっかりと理解していただくことです。専門家として「こうした方がいい」とお伝えし、客観的な事実として今の状態もお話ししますが、最終的に決めるのはあくまで患者さんご自身だと考えます。明らかに歯科医学的に見て良くないと感じた場合は、きちんと正しい情報をお伝えする責任があると思いますが、自分の考えを一方的に押し付けないよう気を付けています。忙しくなるとどうしても治療をこなすことに気持ちが向きがちですが、そんなときこそ一度立ち止まり、色々な選択肢の中からしっかり選んでいただけるよう心がけているところです。押し付けるのではなく、一緒に考えていくパートナーのような関係を築きながら、口の中の健康を保ち、良くしていければと考えています。医院としても、その場しのぎの治療ではなく、長期的に見通せる治療と予防を大切にしてきました。治療が必要な方にはその都度対応しますが、それで終わりではなく、治療後の状態をキープしていくための予防が非常に重要だと考えています。歯科衛生士にも手伝ってもらいながら、長い目で見て安定した機能や見た目を維持できるよう努め、地域の方々への貢献を続けていきます。
ホテルのラウンジのような空間で、積極的に通いたくなる医院を目指して
院内は新しく開業したこともあり、歯科用CTや口腔内3Dスキャナー、インプラント設備など、ユニット一つひとつにこだわって選んでいます。また患者さんがリラックスして診療を受けられるよう、内装のデザインも一からデザイナーの方と打ち合わせを重ねました。イメージしたのは、少し落ち着けるけれど特別感のある、ホテルのラウンジのような空間です。本来、歯医者さんは積極的に行きたい場所ではありませんし、予防やメンテナンスで通っていただくことを考えるとなおさらだと思います。色合いなども実際に写真を撮って同じ雰囲気にしてもらい、待合室も広めに作ってモニターを置くなど、リラックスできる空間づくりを目指しました。駐車場は下の階の整形外科・皮膚科の先生と共用で12台分あり、車で来やすい環境を整えています。この辺りは車が生活に欠かせない場所ですので、大切なポイントだと考えてこの場所を選びました。整形外科の先生とは、骨粗鬆症のお薬を服用されている方の治療などで連携する機会も多く、情報交換をしながらお互いに患者さんをご紹介し合える、良い相乗効果を生んでいます。
「人間万事塞翁が馬」の心で、地域の方々とともにこれからも
当院は現在お子さんからご年配の方まで幅広い世代の方に来ていただいています。想像していたよりも同世代や40代・50代の働き盛りの方、20代の若い方にも多く通っていただいているのが印象的です。歯医者に足を運ぶのが億劫だった方が、勇気を出して来てくださるケースも目立ち、そうした方には特にしっかり説明し、納得していただいた上で少しずつでも口の中が良くなっていく実感を持っていただけるよう努めています。開業して半年ほどですが、「良くなったよね」とお互いに言い合えるようになった患者さんもいて、やりがいを感じているところです。拡大という点では、今後もユニットを増やせる余地を残しつつ、この医院をより地域に根ざした場所にしていきたいと考えます。口腔内の健康は、体全体の健康にも直結します。今足が遠のいている方には、ぜひ一歩を踏み出していただきたいですし、今来てくださっている患者さんとは、パートナーとして一緒に一番良い方法を考えながら、これからも歩んでいきたいと思っています。座右の銘である「人間万事塞翁が馬」という言葉のとおり、思い通りにいかないことも回り回って良い結果につながると信じ、前向きな気持ちで日々の診療に向き合う所存です。
※上記記事は2026年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

戸塚むらしげ歯科 村重 仁崇 院長 (MASATAKA MURASHIGE)
戸塚むらしげ歯科 村重 仁崇 院長 (MASATAKA MURASHIGE)
- 出身地:横浜市
- 趣味:旅行、ゴルフ
- 好きな場所:海、大桟橋
- 好きな音楽:藤井風
- 好きな映画:バック・トゥ・ザ・フューチャー
- 好きな本:村上春樹、村上龍
- 好きな言葉:人間万事塞翁が馬

