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塩本 仁美 院長(ぐみの森歯科医院)のインタビュー

ぐみの森歯科医院 塩本 仁美 院長

ぐみの森歯科医院 塩本 仁美 院長 (HITOMI SHIOMI)

『東京医科歯科大学歯学部』を卒業後、『東京大学医学部附属病院』にて研修を行い、父が営む『長谷歯科クリニック』に入り、2020年11月8日に『ぐみの森歯科医院』を開業し、今に至る。(横浜市営バス「新道大坂上」停留所より徒歩4分)

手術動画と祖母の姿から生まれた、歯科医師を目指した原点

歯科医師を目指した1番のきっかけは、出身大学のオープンキャンパスで見た顎顔面外科の手術動画でした。顔まわりの手術は奥が深くてかっこいいと感じ、強く惹かれたのです。もう1つのきっかけは、祖母がICUに入っていた時の経験です。ずっと口まわりのケアが後回しにされていて、いつ見に行っても口の中が唾液でいっぱいでした。気管挿管していたとはいえ、あまりにかわいそうで、病院に入院している患者さんにも歯科のケアが届けばいいのにと、中学生の頃からずっと願っていました。その思いを抱えたままオープンキャンパスに行き、あらためて歯科の仕事はかっこいいと感じたのを覚えています。

父の医院を継承し、汲沢の地で開業して

『東京大学医学部附属病院』での研修を経て、父が営んでいた歯科医院に入りました。開業の場所を汲沢に決めたのは、父の医院を継ぐにあたって近い場所がいいと考えたためです。父の医院とは道路を挟んで向かい側にあたる場所で、ちょうどその土地が売りに出されたタイミングと重なり、開業を決めました。父の医院の近くで、タイミングにも恵まれながら新たなスタートを切れたことは、私にとって大きなご縁だったと感じています。

公衆衛生とボランティアで知った、歯科の奥深さ

歯学部に入って驚いたのは、活動が想像以上に多岐にわたるということでした。削って詰めているだけが歯医者ではないのだと知ったことが、1番面白かった発見です。学生時代には公衆衛生の分野に強く興味を持ち、厚生労働省のインターンにも参加しました。社会の様々な立場の方と協力しながら口腔の健康を守っていく、その一員として歯科があり、時にはその立場から声を上げていく役割もあるのだと知ったのです。もう1つ印象に残っているのが、身元不明の方の検案に関わる仕事です。在学中に東日本大震災があり、自分にできることは炊き出しや掃除ぐらいでしたが、同じ時期にボランティアに行っていた歯科の先生は身元確認の作業をされていました。資格を持つことでできることの幅が広がり、特殊な形で人の役に立てるのだと知り、深く憧れを抱いたのを覚えています。学年が上がるにつれて専門性を持つことの楽しさへの期待が高まり、資格を得た今、その重みをより強く実感するようになりました。周りからは前向きだと言われることもありますが、資格を得た重みを楽しさに変えられることが、自分の特色なのだと思います。

「来てよかった」と思ってもらえる医院づくり

日々の診療で大切にしているのは、来院してくださった方に「来てよかった」と思ってもらうことです。以前は歯をしっかり治す技術こそが1番大事だと考えていましたが、最近はそれ以上に、不安を抱えて来院された方の不安を解消できる場でありたいと感じています。悩みを解決してもらえたと感じてもらえることの方が、技術の良し悪し以上に大切なのかもしれません。「来てよかったと思われる歯科医院になろう」というスローガンのもと、今は衛生士4名、受付3名、クリーンスタッフ2名という近隣在住の経験豊富なスタッフに支えられながら診療にあたっており、むしろ私が教わることの方が多いくらいです。院内には娘のお下がりのおもちゃを置き、CTやiTero、笑気麻酔といった設備も整えています。来院される患者さんの年代は幅広く、開業当初はお母さん世代の女性を中心にと考えていましたが、実際にはお子さんからご年配の方、男性の方まで、あらゆる世代の方に来ていただいており、横須賀など遠方から通ってくださる方もいます。怖がりの方には少しずつできることを積み重ねていただけるよう心がけています。何十年も足が向かなかった方が、治療を経て涙を流しながら喜んでくださる瞬間は、この仕事をしていて何より嬉しいひとときです。小さな子どもたちは意外と素直で、大人の言うこともしっかり聞いてくれるので、この時期に出会えたご縁を大切にしたいと考えながら向き合っています。

地域に伝えたい、虫歯は防げるという思い

虫歯は、風邪や癌と違い、正しい知識と生活習慣があれば自分で防ぐことができる数少ない疾患です。砂糖の取り方と歯磨きの仕方という正しい知識と予防の習慣さえあれば、本当に防げる病気だと私は確信しています。この思いから、診療のかたわら歯科医師会の役員を務め、地域保健を通じて高齢者の方や学校の生徒さんたちへの知識普及にも力を入れてきました。現在は大学院にも在籍し、神奈川県の歯科口腔保健計画をより良いものにするための論文執筆にも取り組んでいるところです。医学の分野は今この瞬間も日進月歩で発展しており、学びを止めることは歴史に置いていかれることだと感じます。だからこそ、常日頃から新しい情報を追いかけ、その歴史を作る側の1人でいたいと思っています。口腔機能発達不全症やオーラルフレイルなど、今まさに注目が集まっているテーマについても、しっかりお伝えできる医院を目指します。以前の院はあまり新しいものを積極的に取り入れない方針でしたが、それも患者さんに安心感を与える1つの形でした。その姿勢に敬意を持ちながら、自分自身は「新しいことを知らない」という状況を作らないよう、スタッフみんなで日頃から新しい情報を調べるようにしています。1人でも多くの方が歯で苦しまずに済むよう、これからも学び続け、地域の皆さんの力になっていきたいです。もし歯のことで少しでも気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談にいらしてください。

 

※上記記事は2026年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ぐみの森歯科医院 塩本 仁美 院長 (HITOMI SHIOMI)

ぐみの森歯科医院 塩本 仁美 院長 (HITOMI SHIOMI)

  • 出身地:神奈川県藤沢市
  • 趣味:ミュージカル鑑賞、旅行
  • 好きな場所:自宅のリビング
  • 好きな音楽:ミュージカル音楽
  • 好きな映画:ミュージカル映画
  • 好きな本:三島由紀夫
  • 好きな言葉:意志あるところに道は開ける

INFORMATION

電話 045-861-8282
所在地横浜市戸塚区汲沢町1051-33
最寄駅戸塚駅 約2.4km
診療時間[月曜・金曜]9:00~12:00 13:00~17:00
[火曜・木曜]9:00~12:00 13:00~17:00 19:00~21:00
[土曜]9:00~13:00 
夜間診療(19〜21時)は月2回のみになります。
休診日水曜・日曜・祝日
診療科目 歯科 矯正歯科 小児歯科 訪問歯科診療