森山歯科医院 森山 隆一郎 院長 (RYUICHIROU MORIYAMA)
神奈川県横浜市出身。鶴見大学歯学部卒業。1989年に、森山歯科医院を開院。以降、地域のかかりつけ医として健康を支えている。
歯が弱かった経験から歯科医師に

父が内科医だったこともあり、子どものころから医療という仕事が身近な存在でした。そのなかで、歯科を選んだのは私自身子どものころから歯があまり強くなく、治療で苦労した経験があったから。「歯で困る人を少しでも減らせたら」という想いが、歯科医師を目指す原点だったように思います。
開業する際はいくつか候補地を見て回りました。40年位前になりますが、初めてこの街に来た時、「新しくて住みやすそうな街だな」と感じたことを今でも覚えています。実際に開業してみると、ファミリー層が多く、地域の皆さんも温かい方ばかり。長く近くこの街で診療を続けてこられたのも、皆さんの支えがあったからだと思っています。
世代を超えて通っていただけることが何よりの喜び
開業当初は、小さなお子さんの患者さんがとても多い医院でした。年月が経つにつれて、そのお子さんたちが成長し、ご結婚され、ご自身のお子さんを連れて来院してくださるように。また、ご家族やご友人をご紹介いただくことも増え、少しずつ地域の輪が広がってきたように感じています。
今では、本当に幅広い年代の方に通っていただける歯科医院になりました。お子さんから90歳を超えるご高齢の方まで、それぞれのライフステージに合わせたお付き合いが続いています。小さいころから通ってきてくださる患者さんのお子さんを見て「やっぱり親子だから似ているな」と思うことも。長く診療を続けてきたからこそ味わえる喜びですね。
一方で、当院は2階に位置しているため、ご高齢になり「もう階段を上るのが厳しい」と通院を断念される方もいらっしゃいます。とても残念なことですが、そのような方には訪問診療で対応させていただくこともあります。できる限り、生涯を通してお付き合いできる歯科医院でありたい。その思いは開業当初から変わりません。
年齢問わず分かりやすく丁寧に伝えることを大切に

大学では小児歯科を学び、当初は子どもの診療を中心に取り組みたいと考えていました。ただ、地域で開業すると、お子さんだけではなく、大人の方、ご高齢の方まで幅広い世代の患者さんが来院されます。そのため、一般歯科はもちろん、矯正治療なども含め、さまざまな診療に対応できるよう経験を積み、診療の幅を広げてきました。今では、むし歯治療や予防はもちろん、ホワイトニングなどにも力を入れています。
診療の中で特に大切にしているのは、分かりやすく説明すること。専門用語ばかりでは患者さんに伝わりませんし、現在はマスクやフェイスガードを着けて診療しているため、以前より声も聞き取りづらくなっています。そのため、できるだけ大きな声で、難しい言葉を使わずに説明するよう心掛けています。また、模型やラミネートした資料を使って、実際に目で見て理解できるような工夫も取り入れています。
特に、歯医者さんが怖い、苦手というお子さんは「何をされるかわからない」という不安が大きいので「これから何をするのか」「どうして必要なのか」をきちんと伝えます。子どもだから説明しなくていいということはありません。しっかりとお話をすると、意外と理解してくれるんですよ。そのうえで、治療に使う器具を実際に触ってもらうこともありますね。例えば、例えば注射のような形をした器具でも、「これは注射じゃないよ」と説明しながら触れてもらうと、不安が和らぎますから。
麻酔についても、できるだけ痛みを感じにくいよう工夫しています。表面麻酔を使うだけでなく、麻酔液をゆっくりと注入し、圧がかかりすぎないようにすることも大切です。また、注射針を見ただけで怖くなってしまう方も多いため、なるべく見えないよう配慮しながら治療を進めています。少しでも安心して治療を受けていただけるよう、一つひとつの積み重ねを大切にしています。
歯を長持ちさせるために予防の大切さを伝え続けたい
最近の診療で特に増えていると感じるのが、歯が割れてしまう患者さん。原因の多くは、食いしばりです。真面目で頑張り屋さんの方ほど、無意識に歯へ強い力がかかっていることがあります。歯の一部が欠ける程度であれば修復できますが、根元から大きく割れてしまうと、抜歯せざるを得ないケースも。せっかくご自身の歯があるのに、自分自身の力で割れてしまうのは本当にもったいないこと。食いしばりがある方には、就寝中だけでなく、デスクワークやスポーツ中など、無意識に力が入る場面で活用していただきたいと、マウスピースを積極的にご提案しています。また、「噛みしめている」という自覚がない患者さんも少なくありません。だからこそ、定期健診で少しずつ変化を見つけ、早めに対応することがとても大切だと考えています。歯は一度大きく壊れてしまうと元には戻りません。できるだけ長く、ご自身の歯で過ごしていただくことが私の願いです。
これからも地域の皆さんと長いお付き合いを
開院してもう40年ですから。いくつまで診療できるかなと考えることもありますが、私よりだいぶ年上の先輩方もまだ現役でいらっしゃいますし、自分もまだまだ元気に診療を続けていかなくては、と思っています。息子も歯科医師になり、現在は別の場所で開業していますが、週に一度だけ一緒に当院で診療を行っています。これまで対応できなかったインプラント治療を担当してくれているため、医院として対応できる治療の幅も広がりました。それぞれの診療スタイルを大切にしながら、お互いの得意分野を生かして患者さんのお役に立てればと思っています。
ありがたいことに、当院の患者さんはお知らせを送らなくても定期健診の予約を取ってくれる方がほとんど。クリーニングを受けて「気持ちよかったからまた来ますね」と言っていただけることもあって、本当にうれしいですね。3カ月ごとに継続して通っていただくことで、小さな変化にも早く気付くことができます。「少し気になるから次回も見ていきましょう」と経過を追えることも、定期的に通院していただく大きなメリットです。地域の皆さんの健康な歯を長く守るために、これからも一人ひとりと丁寧に向き合いながら、末永くお付き合いしていける歯科医院でありたいと思っています。
※上記記事は2026年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

森山歯科医院 森山 隆一郎 院長 (RYUICHIROU MORIYAMA)
森山歯科医院 森山 隆一郎 院長 (RYUICHIROU MORIYAMA)
- 出身地:神奈川県横浜市
- 趣味・特技:ゴルフ、野球
- 好きな映画:スター・ウォーズ
- 好きな言葉:人生山あり谷あり
- 好きな音楽:ロック、ポップス
- 好きな場所:地元でもある横浜

