とつか西口歯科 近藤 善彦 院長 (YOSHIHIKO KONDO)
神奈川県出身。神奈川歯科大学を卒業後、神奈川県内などの歯科医院で研鑽を積み、2015年に「とつか西口歯科」を開院。
勤務医だった父の影響で歯科医の道に

小さいころからは生き物に興味を持っていました。学校の先生に憧れていた時期もありましたが、勤務医だった父の影響もあって、高校生のころには医療を将来の選択肢の一つとして考えるように。そのなかで、最終的に歯科医を目指すようになったという感じです。神奈川歯科大学を卒業後は、日本大学松戸歯学部で研修医として保存歯科を中心に学び、その後は3か所の歯科医院で臨床経験を積みました。歯科治療全般の基礎はもちろん、歯科医師としての技術だけでなく、医院運営についても多くのことを学ばせていただき、2015年に「とつか西口歯科」を開院。6歳のころから暮らしていた地元と言える戸塚に開業できたというのは、やはりうれしかったですね。
実は、最初から戸塚だけに絞って物件を探していたわけではなかったんです。先輩からも「開業できる場所として、地域を選びすぎないほうがいい」と言われていたのもあって、千葉や東京も含めて2年近くいろいろな場所を探しました。そんななか、物件探しの帰りに偶然、この場所を通りかかったんですよね。ちょうどカーテン屋さんが閉店セールをしていたので、近くの不動産会社に聞いてみたところ、物件が空くと分かって。このの場所は約15坪と、歯科医院としてはかなりコンパクトです。ただ、以前勤めていた金沢区のむつうら駅前歯科も、限られた広さの中で多くの患者さんを診療していたので、その院長先生にも、実際にこの場所を見てもらい「10坪あればできるから、大丈夫」と背中を押してもらいました。結果的に、地元である戸塚でいい場所に出会えた。ご縁があったなと感じています。
開院から約10年。患者さんと一緒に年齢を重ねて
開院から約10年が経ちましたが、実感としては、今も日々勉強という感じです。歯科医療は変化していきますし、患者さんの状態も一人ひとり違います。長く続けているから完成するというものではなく、毎日の診療の中で学び続けています。開院から変わらず目指しているのは、なるべく敷居の低い歯科医院であること。痛みが出たときに「こんなことで相談してもいいのかな」と悩まず、気軽に立ち寄っていただける場所にしたいと思っています。難しい場合もありますが、急患にもできる限り対応したいと考えていますし、診療時間も平日は19時まで。以前より少し短くはなりましたが、ご自身の生活スタイルにあわせて通っていただける時間帯ではあるのかなと思っています。院内もコンパクトですので、待合室が込み合ってしまわないように会計をなるべくスムーズに行うなど、限られたスペースのなかで患者さんが過ごしやすいよう工夫しています。
歯を残したいという気持ちにできる限り応えたい

診療では、歯科全般を幅広く対応しています。特にこだわっている治療を挙げるなら、義歯、つまり入れ歯でしょうか。明確な理由があるわけではないのですが、義歯の治療が好きなんです。もちろん、技工士さんに助けていただく部分も大きく、協力しながら患者さんに合うものを提供しています。やっぱり患者さんの希望には、なるべく応えたいですから。もちろん、すべての希望を100%かなえられるわけではありません。歯科医療として、自分ができることには限界があります。それでも、まずは患者さんがどうしたいのかを聞くのが大切なことなのかなと思っています。
患者さんからの声で多いのは「できるだけ自分の歯を残したい」というご希望です。歯科医師の立場から見ると、抜いたほうがいい状態の歯もあります。無理に残すことで、後から腫れたり、周囲の歯や体に影響したりする可能性もありますし、本当は抜歯したほうが良いと考えるケースでも、患者さんの気持ちがまだそこまで追いついていないこともあるんですよね。そういう時は、リスクをきちんと説明し、患者さんにも状態を理解していただいたうえで、できる限り残すように努めています。希望に沿うことがすべてのケースで正解なのかと言われると難しいところではありますが、ただ患者さんの気持ちが乗っていない状態で無理に治療を進めるのは、私自身があまりしたくない。勤務医時代から、そういったスタンスで診療をしてきたので、患者さんの希望と歯科医師としての判断、その両方を考えながら、納得できるところを一緒に探す姿勢は今後も変えたくないと思っています。
お子さんにも無理をさせず必要なら専門医へ
お子さんの治療でも、基本的には無理をさせないようにしています。歯医者が苦手なお子さんは多いですし、診療台に座ることや、口を開けること自体が難しい場合も。そういう時に無理やり進めてしまうと、お子さんにとって歯科医院がより怖い場所になってしまうんですよね。緊急性がなく、どうしても難しい場合には何度か通って慣れてもらってから治療に入ることもありますし、当院での治療が難しいと判断した場合には、親御さんと相談し、小児歯科の専門医をご紹介することもありますね。親御さんにとっては遠くの医院へ連れていくことが負担になる場合もありますが、場所や先生が変わることで、今までできなかったお子さんが治療できたりすることもあったりします。すべてを当院だけで行うことにはこだわっていません。その子やご家族にとって、一番無理のない方法を考えることが大切だと思っています。
予防を通して、地域の生活を支える存在に
今後は、これまで以上に予防を大切にしていきたいと考えています。現在も定期検診で通ってくださる患者さんが多いので、検診の中で虫歯などが見つかったら、その都度治療を行うというスタイルですが、それに加えて、もう少し予防に特化した取り組みや、保険診療以外の治療も含め、患者さんが選べる選択肢を増やしていけたらと思っています。
当院は、インプラントだけに特化しているわけでも、自費診療を強く打ち出しているわけでもありません。本当に普通の町の歯医者さんです。だからこそ、ちょっとした困り事や、「こんなことを相談してもいいのかな」と思うようなことも、話していただけたらと思っています。歯の痛みを取ることや、食事を楽しめるようにすること、できるだけ自分の歯を残すこと。そうしたお手伝いを通して、地域の皆さんの毎日を支えられることが、私にとって一番の幸せです。
※上記記事は2026年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

とつか西口歯科 近藤 善彦 院長 (YOSHIHIKO KONDO)
とつか西口歯科 近藤 善彦 院長 (YOSHIHIKO KONDO)
- 出身地:神奈川県
- 好きな本・愛読書:歴史本
- 好きな映画:昭和の映画
- 好きな言葉:七転び八起き
- 好きな場所:海が見える場所

