茂木 知宏 院長(茂木歯科クリニック)のインタビュー

茂木歯科クリニック 茂木 知宏 院長

茂木歯科クリニック 茂木 知宏 院長 (TOMOHIRO MOGI)

神奈川県鎌倉市出身。前院長である父が開業した茂木歯科クリニックを2021年に引き継ぎ、2代目院長に。10年後、20年後のことまで見据えた治療をモットーとしている。

父の背中を見て、歯科医の道へ

歯科医を目指した一番のきっかけは、父が歯科医だったことですね。父はこの医院の前院長で、小さい頃から仕事をする姿を身近で見てきました。ほかの道を考えたこともありましたが、父が頑張っている姿を見て「いい仕事だな」と感じたこともあり、最終的に歯科医の道を選ぶことに。大学卒業後、研修を終えてからは昭和大学のインプラント歯科に所属。その間も時々ここで診療していましたが、2021年9月に父から正式に院長を引き継ぎました。父と一緒に働いていた時期もありますが、やっぱり長年の経験の積み重ねを感じました。自分は大学でインプラントを中心に学んできたので、その分野では専門性を生かせると思っていましたが、むし歯治療など一般的な歯科診療においてはさすがだなと思うことばかり。ベテランのすごさを感じました。

実は祖父も歯科医だったので、自分は3代目。父は、祖父の医院を継ぐのではなく、新たに東戸塚に開業。当時は、今とは街の様子もずいぶん違ったそうですが、そこから長く地域で診療を続け、今では父の代から通ってくださっている患者さんも多くいます。そのつながりを受け継げているのは、ありがたいことだと思っています。

入れ歯とインプラント、両方の視点から

父は入れ歯を得意としていたこともあり、当院には以前から入れ歯について悩みを抱えている患者さんが多く来院されています。そこに、僕が大学で専門的に学んできたインプラントの経験が加わったことが、現在の当院の特徴の一つだと思います。ただ、僕自身がインプラントを専門にしてきたからといって、すべての患者さんにインプラントを勧めるわけではありません。インプラントはあくまで選択肢の一つ。入れ歯で安定していて、ご本人も困っていないのであれば、「そのまま入れ歯でいいのでは」とお話しすることもあります。反対に、入れ歯ではどうしても難しいことがあって、ご本人が希望されるのであれば、インプラントという選択肢もあります。大切なのは、「インプラントだからいい」「入れ歯だからいい」と最初から決めるのではなく、その方にとって何が合っているのかを考えること。父の代から培ってきた入れ歯の診療と、自分が学んできたインプラント。その両方を踏まえながら、10年、20年先まで見据えて患者さん一人ひとりに寄り添った提案していきたいと思っています。

治療の前後には、必ず説明とすり合わせを

患者さんと接する上で心がけているのは、治療の最初と最後にきちんと説明すること。治療を始める前には「今日はここを治療します」とお伝えし、終わった後には「今日はこういうことをしました」と説明する。基本的なことですが、それを大切にしています。治療中もできるだけ声をかけるようにはしていますが、どうしても集中していると少なくなってしまうことがあるんですよね。だからこそ、少なくとも最初と最後の説明は欠かさないようにしています。患者さんが一番気になっている場所と、歯科医師から見て優先して治療した方がいい場所が違うこともあります。例えば患者さんは左側が気になっていても、診察すると右側のむし歯の方が進んでいることもある。そういう時に何も説明せず治療を始めてしまったら、「今日は左を治すんじゃなかったの?」となってしまいますよね。ですから、治療に入る前にお互いの認識をすり合わせることが大切なのかなと。患者さんにも「今日は何をするのか」「なぜこの治療をするのか」を分かっていただいた上で、一緒に進めていきたいと思っています。

良いことだけでなく、注意点もきちんと伝える

治療の選択肢について説明する時は、メリットだけでなく、デメリットや注意点もしっかりお伝えするようにしています。特にインプラントは手術が必要ですし、時間や費用もかかります。良いところだけをお話しして、治療を始めてから「思っていたものと違った」となってしまうのは避けたいですから。僕はむしろ、注意してほしいところを少し強めに説明するくらいでいいと思っています。インプラントにするか入れ歯にするか迷っている方には、状況にもよりますが「まず入れ歯を試してみませんか」と提案することもありますね。それで問題なく過ごせるのであれば、そのまま入れ歯を使っていただくのも一つです。それでもどうしても合わない、困ることがあるという場合に、改めてインプラントを検討することもできますから。こちらから一つの方法を押しつけるのではなく、選択肢についてきちんと説明した上で、患者さん自身が納得できる方法を一緒に考えていきたいですね。

いつものケアを、もう一段良いものに

当院では入れ歯やインプラントだけではなく、むし歯の治療や日頃のお口のケアまで、総合的に診療しています。その中でこれから大切にしていきたいのが、ご自身で行うセルフケアのお手伝いです。毎日きちんと歯を磨いている方でも、その磨き方が本当に自分に合っているのか、十分に磨けているのかは、自分ではなかなか分かりません。今までやってきたことを否定するのではなく、歯ブラシの使い方などを見直して、普段のケアをもう一段良いものにしていく。そのお手伝いができればと思っています。
定期的に歯科医院で状態を確認することも、そのきっかけになります。当院では患者さんの状態にもよりますが、半年程度を一つの目安として検診をご案内しています。また、歯科医療そのものも変化しているので、自分自身も学び続けなければいけません。インプラントの学会などにも参加しながら知識をアップデートし、父の代から長く通ってくださっている方はもちろん、最近歯医者から少し足が遠のいている方や、入れ歯やインプラントについて気になっている方にも気軽にご相談に来ていただきたいですね。東戸塚で長く続いてきた医院として、これからも一人ひとりに合った治療を一緒に考えながら、地域の皆さんの歯を守るお手伝いをしていきたいと思っています。

 

※上記記事は2026年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

茂木歯科クリニック 茂木 知宏 院長 (TOMOHIRO MOGI)

茂木歯科クリニック 茂木 知宏 院長 (TOMOHIRO MOGI)

  • 出身地:神奈川県鎌倉市
  • 趣味・特技:映画鑑賞、読書
  • 好きな映画:オールジャンル
  • 好きな音楽:アニソン

INFORMATION

茂木歯科クリニック

電話 045-824-8148
所在地横浜市戸塚区品濃町539-6 アーバン東戸塚2F-B
最寄駅東戸塚 徒歩1分
診療時間[月曜・火曜・水曜]10:00~13:00 14:30~19:00
[金曜・土曜]10:00~13:00 14:30~18:30
休診日木曜・日曜・祝日
診療科目 歯科