渡部 弥生 院長(やよい歯科)のインタビュー

やよい歯科 渡部 弥生 院長

やよい歯科 渡部 弥生 院長 (YAYOI WATABE)

『鶴見大学歯学部』を卒業後、大学教授の紹介で川崎の歯科医院に入り、7年間勤務。祖母の介護のために一度職を離れ、その後東戸塚の名瀬町にて開業し今に至る。

父の一言から始まった、歯科医師への道


「お前は歯医者になるんだ」。幼稚園の頃から父にそう言われ続け、小学校の文集にも「私は歯医者になる」と書いていました。学生時代は漫画に憧れ、美術学校への進学を志したこともありましたが、当時は受験料だけで3万円ほどかかり、費用を出してもらえず断念しました。父は学習塾の経営や幼稚園の運営など複数の事業を手掛けており、色々な業種の方と関わりがあったことから、私が医療の道に進むことを望んでいたようです。こうして『鶴見大学歯学部』に進学し、有言実行という形で、幼い頃からの父の言葉どおりの道を歩むことになったのです。子供の頃は自分自身もむし歯だらけで、近所のお姉ちゃんに「そんな顔で笑わないで」と言われるほどでした。今なら心配されてしまうかもしれませんが、当時はむし歯の多い子供が珍しくない時代だったんです。

ものづくりへの興味と、開業までの歩み


歯学部での6年間には人体解剖の授業もあり、当時は気持ちが落ち着かず、家に帰っても忘れられないくらい衝撃的だったのを覚えています。もともと物を作ることや理工的なことが好きだったため、入れ歯などの授業もとても楽しかったですね。なので開業当初はすべて自分の手で入れ歯を作っていました。卒業後に勤めた川崎の歯科医院では、「給料は安いけれど教えてもらえるよ」という言葉のとおり、多くを学ばせてもらいました。開業にあたっては、父の友人が営む材木店が最低限の家賃で建物を用意してくれました。血のつながりはないものの、父と家族ぐるみで付き合いがあったことから、「ちゃんと面倒を見るよ」と言ってくれ、親戚のように接してくれていました。そのご子息夫婦が今も大家として付き合いを続けてくれています。大学の同窓会に集まると、後輩がすでに教授や学部長を務めていることも珍しくありません。女性の歯科医師が少ないこともあり、今でも「やよいちゃん」と呼んでいただけるのは、ありがたいことです。

患者一人ひとりに寄り添う診療


診療の際に心がけているのは、まず患者さんの話をよく聞くことです。お薬手帳もできるだけ持参していただき、服用中の薬を必ず確認します。私自身も糖尿病を抱えているため、数値の管理には人一倍気を配るようにしており、薬が重ならないよう注意しています。また、「いつまでに治療を終えたいか」というご希望にも、しっかりと耳を傾けます。間に合わないと困るため最初に予定の有無を確認するのですが、皆さんぎりぎりになってから「早く入れてもらえないか」とご相談いただくことも少なくありません。歯科技工士に依頼する以上、型を取った翌日に入れ歯が仕上がることはなく、最低でも1週間はかかります。以前勤めていた歯科医院では、山形から来られた方に「3日で入れ歯を作ってほしい」と頼まれたこともありましたが、さすがに叶えることはできませんでした。難しいご希望に対しては、無理なものは無理だとお伝えすることも大切です。患者さんに納得して治療を受けていただけるよう、できる限り丁寧な説明を心がけています。

「合わなかった入れ歯が痛くなくなった」と言われる喜び


診療の中でも、入れ歯の調整には特にやりがいを感じています。以前、痛みで悩んでいた患者さんの入れ歯を調整して痛みがなくなったとき、「神」と言っていただいたことがありました。建設現場の監督をされていて通院できる期間が限られていた方にも、なんとか入れ歯を入れられるようにしたところ、「名医だ」と言っていただけたこともあります。友人からは「知り合いの家に来てちょっと診てもらっている感じだね」と言われるほど、敷居の低い雰囲気を大切にしており、以前は「怖くない」と言って通ってくれる子供もいました。その言葉一つ一つが私の中で大切な思い出として残っており、今もモチベーションになっています。

地域のかかりつけ医として大切にしていること


通院される患者さんは高齢の方が中心で、引っ越された後も通ってくださる方や、遠方からご家族に連れられて来院される方もいます。近隣で長く診療されていた先生が診療をやめられたこともあり、その患者さんが新たに通ってくださるようにもなりました。このあたりには農家をされている方も多く、野菜をいただくこともあり、のどかな土地柄をありがたく感じています。矯正やインプラントなど専門的な治療が必要な場合は、信頼できる先生を紹介するようにしていますのでご安心ください。地域の患者さんには、聞こえなかったり分からなかったりしたときは、遠慮せずに何度でも聞き返してほしいと伝えたいです。治療の椅子に座っている間に疑問を解消してもらうことが、患者さんにとっても安心につながると考えています。

 

※上記記事は2026年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

やよい歯科 渡部 弥生 院長 (YAYOI WATABE)

やよい歯科 渡部 弥生 院長 (YAYOI WATABE)

  • 出身地:横浜市
  • 趣味:絵画
  • 好きな場所:長野県安曇野市
  • 好きな音楽:80年代POPS
  • 好きな映画:ミステリー全般
  • 好きな本:ミステリー全般
  • 好きな言葉:初心忘れるべからず

INFORMATION

やよい歯科

電話 045-814-0434
所在地横浜市戸塚区名瀬町775-12
最寄駅東戸塚 約1.7km、東戸塚駅 約1.7km
診療時間[月曜・水曜]10:00~11:30 14:00~18:30
[火曜・金曜]10:00~11:30 14:00~17:00
[土曜]10:00~13:00
休診日木曜・日曜・祝日
診療科目 歯科