OCEAN PICKLE CLUB(オーシャンピックルクラブ) 熊澤 祐喜 大洋石油株式会社取締役 (YUUKI KUMAZAWA)
『東京大学法学部』を卒業後、建設会社へ入社し、現場事務所で経理や総務、安全管理や資金管理など幅広い実務を経験。その後、『ENEOSサンエナジー』にて実務を経験し、2022年1月、『大洋石油株式会社』へ入社。現在は取締役として従事している。(横浜市営バス みやだいばし 下車徒歩3分)
駐車場から専用コートへ、コート誕生の舞台裏

『OCEAN PICKLE CLUB』があるこの土地は、以前は親戚が所有していた場所なんです。ご縁があって、父が買い取ることになったんですが、当初は使い道が決まっておらず、ひとまず駐車場にしようと奥の方を舗装する工事を進めていました。ところが工事の途中、社長である父が「ピックルボールという新しいスポーツがあるらしい」と聞きつけてきたんです。東京都有明にある専用コートへ社内のメンバーで見学に行き、実際の広さを測ってみると、買い取った土地でも2面ほどコートが作れることがわかりました。周囲は戸建て住宅の多い住宅街で、駐車場としてどれほど需要があるかは未知数だったんです。それならばと方針を転換し、日本にまだ数少ないピックルボールの専用コートを整備することに決めました。テニスは中学生の頃から続けてきた馴染み深いスポーツで、父も長年プレーしていましたが、ピックルボールという名前は当時まったく耳にしたことがなかったんです。それでも見学のタイミングに恵まれ、そのままコート建設へとトントン拍子に事が運びました。
卓球とテニスを足して2で割ったスポーツ、初心者も安心して楽しめる理由
ピックルボールは1965年にアメリカで生まれたスポーツで、近年は世界中で競技人口が急増しています。コートのサイズはテニスコートよりはるかにコンパクトで、バドミントンのコートとほぼ同じ大きさなんです。プラスチック製の穴あきボールと板状のパドルを使うため打球の速度が適度に抑えられ、ラリーが続きやすいのが特徴で、体験会では、ラケットを初めて握った方同士でも1時間半あれば、同じ日のうちに試合を楽しめるようになるんですよ。コート中央のネット際には、ノーバウンドでの打球が禁止される「ノンボレーゾーン(通称キッチン)」と呼ばれるエリアがあります。このルールのおかげで、パワー任せの力押しプレーはできません。プレーヤーは自然とソフトなラリーを続けながら、コース取りなどの戦略を組み立てることになるので、年齢や体力の差が出にくいんです。若い世代とシニア世代が同じコートで交じり合ってプレーすることも日常的で、世代を超えて気軽に交流できる点が大きな魅力だと感じています。
住宅街の中の隠れ家、プライベート感と本格設備へのこだわり

OCEAN PICKLE CLUBがあるのは、戸建て住宅の並ぶ鶴見の住宅街の一角です。駅前やアクセスの良い都市部に比べると、不便に感じる方もいるかもしれません。でも裏を返せば、民家に囲まれた落ち着いた環境の中で、周囲を気にせずプレーに集中できるという大きな利点があるんです。オープンにあたっては専用のクラブハウスを新たに建築し、シャワールームやお手洗い、男女別の更衣室を完備しました。予約時間の前後30分間はクラブハウスへ自由に入退室できるので、仕事帰りやお出かけの前後でも慌てることなく身支度を整えていただけます。屋外ブルーハードコート2面には、世界的なブランドであるJOOLAのネットを常設しています。専用コートとしてはまだ日本国内で数少ない環境で、企業の団体利用はもちろん、朝にふらりと予約してカップル二人だけの時間を楽しむ利用者もいらっしゃいますね。
川崎、東京からも人が集まる理由
現在の主な広報手段はInstagramとGoogleマップへの掲載で、そのためSNSに感度の高い若い世代の利用者が多いんです。近隣だけでなく、川崎や東京など遠方からわざわざ訪れてくださる方も少なくありません。日本国内にはまだピックルボールのコート自体が少ないので、プレーできる場所をインターネットで熱心に探し回った末に、たどり着いてくださっているようですね。利用スタイルもさまざまです。4名ほどのグループでダブルスを楽しむ場合は2時間ほど、カップル二人の場合は1時間ほどでスマートに楽しんで帰っていかれます。大会に出場するような競技志向のプレーヤーは4〜6名で集まり、3時間ほどかけてドリルや対戦練習に励んでいるんですよ。1時間単位で自由に時間を決められるので、目的や人数に合わせて柔軟に活用していただける場になっていて、初心者から競技志向の方まで、幅広い層に利用していただいています。
『熊澤別邸』との連携で叶える、新しいチームビルディングの形
コートのすぐ隣には、同じく親戚が所有していた邸宅を全面改装した「熊澤別邸」があります。このスペースとピックルボールコートを組み合わせて、特に企業のチームビルディングや研修の場として活用していただきたいと考えているんです。午前中はみんなでピックルボールをプレーして汗を流し、午後は熊澤別邸へ移動して食事や会議、ワークショップをするんですよ。あるいは企業同士の交流戦のあと、別邸で懇親会を開くという使い方もできます。本格的なスポーツコートとプライベートな貸切邸宅がすぐ隣にセットで揃っていて、スポーツと懇親をシームレスに行える環境は、他ではなかなか見られない強みですね。ピックルボールは2032年のブリスベンオリンピックでの正式種目採用を目指して、世界的に普及活動が進められている競技でもあります。このスポーツをきっかけに、利用者の皆様が楽しく交流しながら笑顔になれる場所を提供して、そこからコミュニティが広がっていけば嬉しいですね。屋外コートという特性上、打球音や歓声で近隣の皆様にご心配をおかけしている部分もあるかと思いますが、改良すべき点には真摯に対応を重ねながら、鶴見の街を活気づける拠点としてこれからも運営していきたいと思っています。
※上記記事は2026年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

OCEAN PICKLE CLUB(オーシャンピックルクラブ) 熊澤 祐喜 大洋石油株式会社取締役 (YUUKI KUMAZAWA)
OCEAN PICKLE CLUB(オーシャンピックルクラブ) 熊澤 祐喜 大洋石油株式会社取締役 (YUUKI KUMAZAWA)
- 出身地:横浜市鶴見区
- 趣味:テニス、ピックルボール
- 好きな場所:ハワイ、沖縄
- 好きな音楽:ZARD
- 好きな映画:『マイ•インターン』
- 好きな本:東野 圭吾
- 好きな言葉:出藍の誉れ

