ヒューマンデンタルクリニック 飯田良平 院長 (RYOHEI IIDA)
東京都出身。鶴見大学歯学部卒業後、鶴見大学歯学部高齢者歯科学講座に勤務。同附属病院院の摂食嚥下リハビリテーション外来において主任を務める。退職後複数の医療機関での勤務を経て、令和2年4月に当法人のデンタルクリニック院長に就任し、現在に至る(横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅より徒歩3分)
父の背中をみて同じ歯科医師の道へ

私は、2代続く歯科医師の次男として生まれました。祖父母の開業した診療所には子どもの頃から馴染があり、幼い頃から自然に歯科医師への興味はありました。父は脳卒中で言語と摂食に障害もった祖父を介護していました。また診療においてもハンディキャップのある患者さんを多く診ておりました。「ハンディキャップや食べる機能に障害がある患者に対しても、歯科としてできることをしっかりとやるべきだ」という診療への心構えには、そのような影響もあっと思います。
本人とご家族の人生の物語の最終章に寄り添う
通院が困難な方への訪問診療をメインとしている私たちは、患者さんやそのご家族の生活の場に足を踏みいれさせてもらい、その方の人生の最終章に突然登場していくわけです。だからこそ、まずは患者さんとそのご家族のお話に耳を傾けることを大事に考えています。医師として治療やアドバイスをするというよりは、患者さんとご家族を支援する者として気持ちや希望にしっかりと寄り添い、私たちのモットーである「最期まで尊厳のある口」でいていただけるようにサポートしたいと考えています。
大きかった恩師の存在

これまで多くの先生に教えを受けてきました。口から食べることを支援する専門医のある恩師は「ハンディキャップの有無に関わらず、処置内容に差がないように腕を磨き、努力をすることが大切だ」と話されていました。今でも再認識するだけでなく、これは医師にも歯科衛生士にも通ずることだと考え、一緒に治療にあたるスタッフと共有しています。恩師は大学退官に際しての最終講義で「患者さんの声をとことん聞くこと。その人の背景にある物語を大切にすること」と話されました。私もそのように思っていることではありますが、あらためて恩師の口から聞いたことでより深く胸に刻まれています。
患者さんの『最期まで尊厳のある口』のために
文字だけ見ると歯の治療のみと思われがちな歯科医ですが、口を通じて人を支援する仕事であると私は考えています。患者さんやご家族と話をする中で、口から食べることは一つの大きなキーワードになってきます。ただ「食べる」ことは喜びもありますが、実は辛い場合もあるのです。だからこそご希望に沿う努力をしながらも、口から食べることのみを考えるのではなく、食べることが困難でも清潔で痛みのない口でいていただけるよう支援していきたいと思っています。それが私たちの考える『最期まで尊厳のある口』なのです。このような考えに至るようになったのも、関わらせていただいた患者さんやそのご家族のおかげであり、医療者として日々成長させていただけていることに感謝しております。
ハンディキャップなどで歯科受診をためらっている方に届けたい
様々なハンディキャップのため、歯科受診をためらっている患者さんも多くいらっしゃると思います。また、そのご家族もご自分が治療を受ける時間がつくれないということも多いのではないでしょうか。そういった地域の皆様のサポートをすることが、私たちの使命だと思っています。まずはケアマネージャーさんやかかりつけ医に相談していただきたいとは思いますが、私たちのような歯科の訪問診療という方法もあることを知っていただき、お困りがごとがあれば是非ご相談いただければと思っています。
外来診療でも、持病があったり、車いすであったり、また介助者といらっしゃる患者さんであっても、虫歯や歯周病、義歯の治療などを普通に行えるように努力をしています。地域の皆様のお力になれるように、今後も精進してまいります。
※上記記事は2026年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ヒューマンデンタルクリニック 飯田良平 院長 (RYOHEI IIDA)
ヒューマンデンタルクリニック 飯田良平 院長 (RYOHEI IIDA)
- 出身地:東京都墨田区
- 趣味・特技:料理、お酒、釣り、DIY
- 好きな映画:カンフー、アクション
- 好きな音楽:松任谷由実、サザンオールスターズ、坂本龍一など
- 好きな場所:水辺(川でも、海でも)
- 好きな言葉:凡事徹底

