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大澤 浩 院長(港北メディカルクリニック)のインタビュー

港北メディカルクリニック 大澤 浩 院長

港北メディカルクリニック 大澤 浩 院長 (HIROSHI OSAWA)

帝京大学医学部 卒業。東京慈恵会医科大学附属病院・第三内科に入局。大森赤十字病院、癌研究会附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院(血液・腫瘍内科)勤務を経て、米国国立衛生研究所/米国国立加齢研究所リサーチフェロー。江戸川病院 腫瘍血液内科 部長を経て、2021年1月に『港北メディカルクリニック』院長に着任(横浜市営地下鉄「センター北駅」「センター南駅」から徒歩8分)。

がんの診断から治療、緩和ケアまでをトータルでサポートできる体制を地域に

医師を志したのは、家族の影響が大きかったと思います。祖父が往診をしていた姿を幼い頃に見て、「自分も医師になりたい」と自然に思うようになりました。実際に私自身も祖父の往診を受けたことがあり、その経験がさらに強い動機づけになりました。その後、迷うことなく医学の道へと進んでいったのです。
帝京大学を卒業後は東京慈恵会医科大学の第三内科(現:血液・腫瘍内科)に進みました。母を胃がんで亡くした経験もあり、「がんの治療に携わりたい」という思いが自分の進路を固めたように思います。大学病院や癌研究会附属病院での診療、さらにはアメリカ留学も経験し、腫瘍のなかでも固形がん、とくに消化器がんや肝胆膵の分野を中心に診療を続けてきました。
2007年からは江戸川病院に勤務し、がん薬物療法を地域に根付かせる取り組みに力を注ぎました。がん治療は大学病院やがんセンターに集中しがちですが、それでは患者さん全員が最先端の治療にアクセスできません。一般病院でも化学療法や緩和ケアを一体的に行える診療体制を作りたいと考え、現場に身を置きました。診断から治療、そして最期を迎えるまで一貫してサポートできる体制づくりは、私にとって大きな使命でした。
『港北メディカルクリニック』院長に就任したのは2021年のことになります。ここでもプライマリケアを担いつつ、在宅医療や緩和ケアまで幅広く地域に医療を届けることを目標としています。

外来と在宅の両方で患者さんの生活に寄り添う医療を

クリニックでは、外来と在宅の両面で診療を行っています。外来診療では風邪や高血圧、糖尿病などの一般的な疾患に加え、近年は新型コロナウイルス対応も大きな割合を占めてきました。地域のかかりつけ医として、まずは「気軽に相談できる存在」であることを心がけています。
一方で在宅診療では、高齢者を中心に多くの患者さんをサポートしています。緩和ケアを必要とする方も多く、施設やご自宅を訪問し、認知症や慢性疾患を含めた幅広いケアを提供しています。現在は600人規模の患者さんをチームで支えており、自分たちだけで賄えない部分は当院の精神科や皮膚科の先生方と連携しながら、より良い医療を届けられる体制を整えています。
在宅医療は患者さんの生活に寄り添う診療です。治療やケアだけでなく、ご家族を含めて安心できる環境をつくることが大切だと感じています。

無理をすることなく、状況に合わせていくことが大切

私の専門のひとつが緩和ケアです。江戸川病院時代から、がん患者さんの診療と並行して在宅での看取りも行ってきました。病院では長期入院が難しいケースも多いため、「自宅に帰りたい」という患者さんの希望を尊重し、自宅での看取りを支えてきました。
緩和ケアというと薬物療法、特に麻薬の使用をイメージされる方も多いですが、それだけではありません。患者さんやご家族の気持ちに寄り添った「言葉の治療」も欠かせないものだと実感しています。ときには厳しい現実を伝えなければならない場面もありますが、その一言が患者さんやご家族の安心につながることもありますし、「何かあれば白旗をあげてください」とお伝えすることもあります。無理をせず、ご本人やご家族が望む形を柔軟に選択できるよう支えることが、私の役割だと考えています。
在宅医療は「こうでなければならない」という決めつけではなく、それぞれの状況に合わせて支えていく柔軟さが大切です。その積み重ねが、本当の意味での緩和につながると感じています。

より身近に高度な医療を受けていただけるよう、体制の充実にも尽力

『港北メディカルクリニック』は、比較的規模の大きなクリニックとして、外来診療から在宅医療まで幅広い体制を備えています。救急の受け入れも行える体制もあり、CT室を整え、ポータブルのレントゲンや超音波機器なども導入しています。地域の画像センターとも連携しながら、必要に応じて高度な検査も提供できる環境を整えています。
現在は在宅診療の患者さんが多い状況ですが、今後は外来診療の体制もさらに充実させていきたいと考えています。そのためにも医師の増員を検討し、地域にとって利用しやすい医療拠点を目指したいと思っています。

また、当院には経験豊富なスタッフが揃っており、患者さんやご家族にとって安心できる雰囲気を大切にしています。医療はチームで支えるもの。スタッフの存在があるからこそ、患者さんにきめ細やかなサポートを提供できていると感じています。

地域のみなさんへメッセージ

地域の皆さまには、病気の大小にかかわらず、どうぞ気軽にご相談いただきたいと思っています。風邪や生活習慣病のような身近な症状から、がんのように専門的な治療を必要とする疾患まで、幅広く対応していますので、安心して受診していただければ幸いです。
とくにがんの患者さんやご家族には、「一人で抱え込まなくても大丈夫です」とお伝えしたいのです。治療だけでなく、その後の生活や気持ちの支えも含めて、しっかりと寄り添っていきます。ご自宅での療養を希望される方にも柔軟に対応し、安心して日々を過ごせるようサポートを続けてまいります。
『港北メディカルクリニック』は、地域の皆さまの健康と安心を支える拠点でありたいと願っています。どんな小さなことでも結構ですので、ぜひお気軽に足を運んでいただければと思います。

 

※上記記事は2025年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

港北メディカルクリニック 大澤 浩 院長 (HIROSHI OSAWA)

港北メディカルクリニック 大澤 浩 院長 (HIROSHI OSAWA)

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味・特技:スポーツ観戦(アメリカンフットボール)
  • 好きな作家:島崎藤村
  • 好きな映画:『国宝』
  • 好きな音楽:R&B
  • 好きな場所:ポルトガル
  • 座右の銘:「日々精進」

INFORMATION

電話 045-595-2660
所在地大棚町3001-8
最寄駅センター北駅 徒歩7分
駐車場5台
診療時間[平日]9:00~13:00 15:00~18:00
[土曜]9:00~13:00
休診日土曜午後・日曜・祝日
支払方法クレジットカード
Web https://kouhoku-medical-clinic.net/
診療科目 内科 呼吸器内科 消化器内科 循環器内科 精神科 アレルギー科 訪問診療 糖尿病内科
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